お義母さんの家から、我が家に喪服を取りに帰る途中です | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

お義母さんは、
2月8日、

熱が出終わって落ち着き、
早朝まで何か話していたのに、
午前9時くらいには意識がなくなり、
下顎呼吸、
顎や首を使ってごうごうと息をするようになり、
半目を開いた状態で、
心拍数は130くらいからゆっくりと下がって80くらいになり、
血圧は測れないようになり、
手足にチアノーゼが出て、

葬儀屋やお坊さんと話しに、旦那が出かけたすきに、

呼吸数が30くらいから25くらいに減って、
その時に心拍数は70くらいあったのだけれど、
あ、息の音が少し小さくなっている、
とワタシが顔を覗き込むと、
やがて息が止まり、
すぐに心拍数が30くらいになり、
ワタシは焦って旦那の携帯を鳴らし、
お義母さんっ、
と頭にすがりつき、
ちょっと泣きました。

看護師さんがやってきて、
「呼吸数はモニターに6と表示されていますが、胸郭が動いていませんので、止まっています。」
と告げられました。
旦那も戻ってきて、
母親の顔にすがりつき、
泣きました。
心拍数は0になっていました。
ワタシが旅立つ瞬間に立ちあった感じになりました。


担当医とは違う医師がやってきて、
ワタシと旦那、2人で、
お義母さんの死亡を確認しました。 

エンゼルケアのために病室を出て、
呼ばれて戻ると、
お義母さんは手を組んで、可愛らしく顔を整えてもらっていて、
旦那は、
めっちゃ穏やかな顔や、と、
くしゃくしゃの笑顔で泣きました。
ワタシは会計に入院費用を払いに行きました。


葬儀屋が8時に迎えに来て、
お義母さんはワタシたち夫婦と寝台車で自宅に帰りつきました。


お義母さんは仏間に寝かされました。
まるでウソのようです。
どこか信じられないワタシたち夫婦です。


葬儀屋と2時間ほど打ち合わせをして、
夜0時過ぎに、遅い夕食を摂りました。
旦那とお義母さんの思い出を話しました。
たまには笑いながら、
やはり泣きながら。


このブログでさんざんネタにして、
ワタシの黒い素直な気持ちも、
困惑したことも、
腹が立ったことも、
書きなぐってきたけれど、
お義母さんという、
軽い?認知症の、
可愛らしい人がこの世を去ったことを、
みなさんが痛んでくださり、
今までさんざんネタにしてきたことを、
お義母さんも許してくれるかな、
と思います。

この場ですけど、
みなさんコメントありがとうございます。
お一人お一人にお礼を返せませんが、
お許しくださいね。



今朝、
お義母さんの体の下に手を入れると、
まだ温かく感じて、
旦那も同じことをして、
「あったかいなぁ」と、
2人で泣きました。

お義母さんと関わった、
嫁に来てからの思い出が、
いろんな涙となって流れています。
お義母さんは可愛らしくて、立派でした。
嫁として過ごせた日々は、
たまにしか会わなかったからこそ、
楽しかった、かなw


今日は不謹慎はナシです。
まだ書くよ。
まだ葬式があるからね。
片付けもあるから。
まだネタは尽きません。