親を心配して気持ちが波立ち、家族に当たる旦那 | 奥歯にものは挟まずに

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認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

旦那(お義母さまのほぼ一人息子)が、お義母さまを見舞った晩、
ちょっと荒れた。

旦那は晩9時過ぎに帰宅して、さっと入浴し、ワタシが給仕した食事を食べて寝た。

我が家で引きとったお義母さまの愛犬チビが、自室からリビングに出てくるたんび、息子にワンワン吠えた。
(これはいつものこと。)
そしてベランダに干していた息子の仕事の制服の襟、
襟だけ取り外しできるもの、
が、
ベランダに落ちていたのだろう、
襟を、いつのまにかチビが咥えている。
これを噛みちぎられては大変と、
ワタシは手袋をして(まず噛まれるから。)チビを取り押さえ、
襟を取り戻した。
(このバカ犬は、獲物、咥えたものを返してはくれない。)
さらにワンワンギャーギャーと騒がしかった。

ワタシが入浴してボーっとしていると、
バカ犬は、
旦那のベッドとリビングを行ったり来たりし、
さらにやかましく吠えた。

旦那はお義母さまの今の状態に傷ついている。
イライラしたのだろう、
自室のベッドから、
「オマエら早く寝んかいっ。
うるそうて寝られへんやないかっ。」
と叫んだ。

オマエ(旦那のことよ)がイライラすんのは、
ワタシや息子のせいではない。
ムカつくやつ。

「なんで犬に人間が気ィ使って生活せなあかんねん。
アホか。」
とワタシは旦那の部屋の入り口で吐き捨てた。



あんたが。
あんたがお義母さまを心配して、自分で自分を大変な状況にしているの。
わからなくはないけど、
家族に当たるのやめて。
こちらも精一杯やっているのだから。


んもう。
ボケっ。


お義母さまはそんなことは知らずに、
動けない体で、
熱が出て、
うつらうつらしているのだろう。


家族というのはこういうこと。
看取り期というのはこういうことなんだな。


ワタシは鬱憤をブログにぶちまけるのみ。