家の購入の決め手は電信柱 | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

お義母さま宅へ行ってきました。

もう何回聞いたかわかりませんが、
今日はお義母さまの恋愛バナシがメインでした。


お義母さまは、生涯で2度結婚しています。
今日は恋愛バナシがメインでしたので、
若かりし頃のお義母さまのオハナシをまた聞いてきたのですが、

前の旦那さんとの思い出なのか、
アタシにとってのお義父さん、との思い出なのか、
あまり区別がつきません。

お義母さまの中では区別がついているのでしょうが、ハナシがあちこちに行って、時系列がめちゃくちゃなので、
アタシはあまり突っ込まずに、
辻褄の合わないオハナシを、
ふんふんと笑って聞いています。


お義母さまは、この先夫さんと、
飛田新地という今でも有名な歓楽街の入り口で、喫茶店をしたそうです。
この先夫さん、歓楽街という立地条件のためか、遊郭に入り浸るようになってしまったんだそうです。
喫茶店はお義母さまに任せっきりで。

それが原因で離婚となったのでしょうが、
お義母さまの口からは、
「離婚した」
とか、
「先夫さんの名前」
とかは出てきません。
お義母さまは、先夫さんもお義父さんも、
「おとうさん」
と呼んでハナシをするのです。


どちらかの「おとうさん」は、
お義母さまに会うために、
お義母さまの生家の横の電信柱を登って、二階のお義母さまの部屋に入りこんでいたらしいです。


どちらかの「おとうさん」と、
お義母さまの生家の向かいの小学校で逢引をし、
守衛さんに見つかりそうになって、
廊下を走って教室に隠れた、
てなことも話してくれました。

あらあら、甘酸っぱいオハナシねw


アタシは、
「そのハナシの相手はどっちの人?」
と聞いてみたくてウズウズしますが、
アタシにとっては、
「どちゃでもよろしい」
ので、
w

ただひたすら微笑ましく、
キャーキャー聞いてあげていますw


お義母さまの現在の家の横にも電信柱があるのですが、

「おとうさんは電信柱があるのが気にいって、この家を買うてんよ♡」

とお義母さまは申しておりますw
はははw
「おとうさん」は、
電信柱を登るのがかなり好きやねw



アタシがお義母さまと接することに対して、
なんだか癒やされるなぁ、
と感じるのを、
みなさんおわかりいただけたでしょうか?

この人カワイイわよーw
たぶん、
「おとうさんは、電信柱が気に入った」って本気で思ってらっしゃいますからねw