お義母さまと話していて、
イライラしたそうです。
そりゃそうだw
認知症の人と付き合うのは大変なんだよ。
でもね、
若いのに、おばあちゃんのことを気にかけてくれるキミは、なかなかいいヤツだと思うよ。
なんにせよ、オノレの限界は知っておこうね。
アタシは、
お義母さま宅へ行く日は、重たいけれど、
お義母さまの、現役の通帳、印鑑、大事な書類などは持って行くようにしている。
何かあったら、使えるように。
そして犬の散歩や、買い物などで、あの家を出る時は、必ずバッグごと持って出るようにしている。
お義母さまがバッグをまさぐったりしないように。
(我が家に遊びに来たお義母さまは、我が家の郵便物を漁ったりしたのよ。
あの頃より認知症は進んで、もっとボーっとなったけど、
やられてハラがたちそうなことは、先に防いでおかないとね。)
話題もね、
聞いてハラがたちそうな話になったら、
それとなくズラしていかないと、
ムカつくばっかりだからな。
3年かけて編み出した、
アタシなりの、認知症との付き合い方だ。
お義母さま宅の帰り道、三宮の駅に戻ってくると、
アタシは元気があれば、
ちょっと街をウインドーショッピングする。
気晴らしも必要だもの。
先の不安とか、なんだかカサカサした気持ちは、街へ置いてくるのさ。
月2回、お義母さまと会うだけだけれど、
お義母さまは喜んでくれて、
犬の散歩も、どちらかと言うと楽しいけれど、
より楽しくなる工夫はしているのだ。
息子はこれから先、どのくらい、自分のおばあちゃんと接するだろう。
息子、認知症を知っておいて、ソンはないよ。
とにかく、
協力してくれる家族がいて、
アタシもお義母さまも、シアワセだね。
それだけは確かだね。