涙ぐんでたらオシマイだな | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

日曜の午前中、
救急の日ということで、
息子は、先日受験したとある市の、消防署の救急のイベントに出かけた。

息子はそこで、
何かと声をかけて下さったエラい方や、
面接をした方などにもお会いしたそうだ。
(息子は脱毛症のつるっぱげなので、とにかく目立つ。
向こうから挨拶してくださったそうだ。)


そこの消防で現役で働く方と、話をする機会もあり、
その消防士の若者は、息子と出身大学が同じで、アメフト部の方だったそうだ。
(息子の大学のアメフト部は、花形の中の花形、名門も名門、強豪の部なのよね。
まぁなんて屈強な方が採用されていらっしゃる。)

イベントではみなテキパキと動いており、とても勉強になった、と息子は言っていた。
「部活と一緒やわ。」
ほう、そうだろうねぇ。


アタシと旦那と息子は、

「行って正解だよね、
もう合格者は決まっているのかな?
この行動が、あなたの、なんとしても消防で働きたい、というアピールになるといいね」
などと話した。


ううう、
エラい人たち、
息子を採用したってぇー!
ワハハw



旦那が、
「エラい人も、わざわざ声かけてくれるんやから、きっと採用や。
んでなかったら、声かけにくいやんか、
なあ。」
と明るく言う。

アタシは息子に思わず聞いた。
「あんたエラい人たちの目ェ見て挨拶したっ?
もしかして、
涙ぐんでなかったかっ?
カワイソウに…って顔してなかったかっ?」
と聞いた。

息子は、
「わからへんわw」

旦那は爆笑。
「涙ぐんでるてか?w」



w
だってそうじゃない、
アタシがもしエラい人だったら、

最終試験がおわり、
わざわざ消防のイベントにやってきた、
脱毛症のちょっと不幸そうな青年が、
もうすでに不採用ときまっていたら、
それを知っていたら、

「…カワイソウに、このハゲ…。
不採用やのに…。
暑い中、電車賃出して、ここまで来て…。」

って思うわよねぇ?

涙ぐまずにはいられないわよねぇ?

違うかしら?
ワハハw


真実は、
合否は、
まだ闇の中w


いずれ明らかにはなるけれど、
(今月なかごろ、ホームページ、または郵送にて、採用者に通知。)
まあこの母は、
ふざけたことをぬかし続けようとは思う。


同情するなら、採用くれっ!
「家なき子」よりのパクリです。