朝一度、アタシから電話をしているけど、
話したいことを思い出したんだって。
その内容は。
お義母さまの兄弟の、一番上のお姉さん(若い頃から精神病院にいるらしい人)と、
2番目の弟(女と出奔して、帰ってきた人)が、危ないらしい。
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危ないかどうか、も、どうも怪しい。
お義母さまの事実の取り違えのようなような気がする。
そのへんの親戚付き合いは、旦那を担当にしているから、
アタシはあえて自分から、旦那の親戚に連絡はしない。
お義母さまの理屈では、
この2人が亡くなるようなことがあると、
旦那(つまり亡くなっていく方の甥っ子だ。)がいろいろと引き受けることになり、
私のお金(お義母さまの貯金)が狙われる。
(お義母さまは、葬式の費用とか、何かと大きく出費があると想像しているんだろう。)
親戚にそんなお金を出す義理はないから、アタシ(嫁)と旦那(息子)は充分注意してほしい、
との事でした。
ふうむ。
おもしろい理屈だよ。
そのお義母さまのお姉さんの後見人は、一番下の妹さんなはずだし、
2番目の弟さんは、出奔はしたかもしれないが、会社の経営者で、立派な家庭があるから、
お義母さまが心配することなど、これっぽっちもないんだけどね。
不思議な理屈ー。
アタシはお義母さまに、
○○さんにもよく言っておくね、
アタシも気をつけるね、
と、さもいい事教えてもらったように振る舞う。
気がかりなんだろうな、兄弟たちのことが。
アタシとしては、何も困らないオハナシだけれど、
もしもお義母さまが望むなら、ご兄弟にも会わせてあげたいな。
旦那にも言っておこう。
安寧な老後を。
お義母さまは、ちゃんと自分の老後資金を自分で貯めたんだもの。
今、下流老人などと騒がれている。
長生きという悪夢、なんだそうだ。
お義母さまは年金は少ないけれど、家賃はいらないし、預貯金でちゃんと暮らしていけるから。
おかげさまだ。
お義母さまは一人暮らしも、まだ出来る。
全ての老人が、安心して一生を全うできる世の中。
そうであればいいのにな。
まあアタシは、お義母さまを安心させることに心を砕くとするか。
お義母さまの認知症が進めば、お義母さま自身は、いろんな不安から解放されるんだろうな…。
アタシ達夫婦は、オノレの老後を考えて、まだまだ頑張らねばならぬ。
おとーちゃん、(旦那のことです。)
子育てが終わっても、お義母さまが旅立つまで、協力しあおうぞ。