ムカつかれたら、ムカつき返してしまう弟嫁 | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

今朝、お義母さまから、我が家にお電話があった。
お義母さまが、お義姉さん(お義母さまの1人娘。ウチよりお義母さま宅から遠い場所に住んでおり、お義母さまとの関係は、あまり良くない。)に電話して、
「お金あげるから取りにおいで」と言ったら、
お義姉さんがプンプンに怒っていたから、
アタシ(嫁だ。)に、あいだを取り持ってくれないか?とのことでした。

アタシはお義姉さんにすぐ電話した。
自宅に電話したら、ガチャっと切られた。
アタシは、お義姉さんが、母がしつこくまた電話かけてきた、と思って、電話に出ないのかな?と思った。
お義姉さん宅の電話はナンバーディスプレイじゃないのは知っていたので。

すぐさまお義姉さんの携帯にかけた。
またしてもガチャっと切られた。
アタシからだってわかっているはず。
こりゃソートーむかついてるのね。


…。
アタシだってムカつくわ。
アタシのことを、お義姉さんは、「敵」とみなしたな。


もーあたしゃ知らんよ。
お義姉さんが、お義母さんの愛情や、お金をもらえなくたって知りません。



ウチは、車がないけど、旦那は何年も、お義母さま宅へ、月一回は行って、お義母さまの買い出しをしてきたんだよ。
お義母さまが認知症になってから、娘も息子(お義母さまの実の孫たち)も、たまに電話したり、わざわざお義母さま宅へ遊びに行ったりしたんだよ。
(ちなみに、お義母さまに、20年間、我が家は、少しだけだけど、仕送りしてきたんだわさ。亡くなったお義父さんが、肺気腫で働けなくなったから。それまとめると、結構な額なんだからね。)


我が家は、たまたまお義母さまに気にいられたんじゃない。
お義母さまのことを、大事に思っているよ、っていうアピールは、みんなで一生懸命してきたんだ。

お義姉さんは、「お母さんと関わりたくない」って、アタシと旦那に、はっきりと言ったじゃないか。
お義姉さんがお義母さんを恨む気持ちもわかるが、お義姉さんの長女、長男も、お義母さまに関わらないし、冷たいじゃないのよ。
車で会いに行くこともできるでしょ。
正月に我が家に来ていたって、みんなして知らん顔じゃないの。
自分の子供を、冷たい孫に育てたのは、お義姉さんじゃないの?
お義母さまは、病気なんだよ。
そして、たぶん、もう何十年もは生きていない。

ウチの子たちは、社会人になったら、おばあちゃんにお年玉あげるわ、って言ってるよ。
おばあちゃんなりの愛情をかけてくれた、って、アタシたち夫婦は、わかるように育てたつもりだよ。


お義父さんが病気で、収入もなくて、節約だけで生活していたお義母さまが、お金を必死に貯めて安心したかった気持ちもわかるよ。
当時は、お義姉さんのことにまで、気がまわらなかったんだろう。
なりたくてなったわけではない認知症になって、今、ようやく自分の娘にも、愛情を、お金をあげなくちゃ、と、お義母さまは思っている。




我が家の今の平穏は、(嫁姑の確執がないことね)は、お義母さまが認知症になってしまったこと、お義姉さんの犠牲があってこそ、
だと、嫁(弟嫁)としても、充分にわかっている。



アタシの価値観を、お義姉さんに押し付けるワケにはいかないけど、
調和はもたらしたいんだけどな…。
確執はあれど、お義母さまもお義姉さんも、お互いに思いあっているのだよ。


人から愛し愛された、って記憶を持って、あの世に旅立ちたいもんだよ。



旦那、つまり弟、そしてお義母さまの一人息子、は、
自分の姉のことを、同情しつつも、批判しています。
姉は何もわかっていない、と。
そして、金が欲しけりゃ芸をせぇ、と言います。
我が家はそれぞれが芸をしている、と言っています。


あーあ、みんな、お互いのことを大切に思っているのにな。



不平不満の文章は、えらく長く書けるもんだなw
読んでくださった方、ありがとうございます、&ごめんなさいよ。


ま、アタシは聖人君子にはなれないということが、よくわかりましたw
なる気もねえけどよw