クラウディアと芋洗坂係長は兄妹 | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

実母の葬儀のことを先日アップしました。今日はちょっと恨んでるネタも入れておきましょう。

六年前のとある日、
無事、実母の葬儀を終え、
梅宮一家(アタシを含むアタシの家族のこと)は、クラウディア(つまりアタシ。わかりづらいが、わかんない人は前の記事を読みやがれ。)を残し、アタシの実家から、神戸に帰ることになった。
夜10時半発の寝台列車でね。

アタシ達四人と、兄(アタシの実の兄。当時独身。母の葬儀の喪主。アタシが思うに、彼は芋洗坂係長に似ている。本人は否定、というかムッとしたw)
とで、居酒屋で夕食を取り、その後アタシ達家族はスーパー銭湯に行き、
旦那、娘、息子とは、タクシーに乗せたところでバイバイした。
彼らは寝台列車に揺られて、明日の朝には神戸に着くだろう。
アタシはまだ実家の片付けがあるからね。
君たちは日常生活に戻りなさい。


アタシが家族を見送ったあと、夜の繁華街で兄が、「俺がいつもどんなとこに行ってるか、連れていってやるよ」と言ったので、
アタシは付いていった。
どうせ場末の居酒屋か、スナックだろう、と思っていた。

アタシはスーパー銭湯に行ったあとだ。
どスッピンで、穴の空いたカーディガンと、レギンスにショートパンツ。
(母の容態が悪くなって、とるものとりあえず実家に来たから、オサレな服なんて持ってきてない。)


兄に連れられて行った一軒目。
若い綺麗なお姉ちゃん二人。
ノースリーブのワンピース。
んー、アタシ場違い。兄妹だし。
居心地が良いとは言えない。
兄!妹の目の前で、送ってくれたお姉ちゃんに抱きつくでない!
ダッサ。
あのお姉ちゃん達はお仕事だから、兄の話を聞くんだ、ニコニコしているんだよ。
そこに愛はないんだよ。
(まるで今のお義母さまとアタシの関係ではないかw)

二軒目。
あら、ボーイさんがいる。
現れたお姉さん、背中ががっばぁーと開いたドレスやん。
もーお、アタシ場違いの極みやろ!
兄ーーー!
もうちょっと考えろや。
ここはクラブと言うところ。
シャンデリアの下、エンジのビロードのソファに、どスッピン、穴の空いたカーディガンの妹を座らせて、楽しいか?

まあ楽しくお姉さんたちともお話しましたけどね、(3人寄ってきた。)
完全武装の、女のプロ、ターミネーターみたいな人の中に放り込まれた、山岳地帯の原住民、みたいな気分になりました。
アタシ無防備すぎるやろ。
これって恥かかされた、って経験に分類されるのでは?

生きてると、おかしな事に遭遇する。
芋洗坂め、きっともう2度と、あなたとあーゆーお店には行かないだろうから、許してやるけど。



タイトルの意味がわかってもらえたかしらんw