通帳、印鑑がない、と、言葉が出にくい様子で我が家に電話がかかってきた。
言葉が出にくいのは、きっと前頭側頭葉の萎縮による、失語症の症状である。
(脳溢血などによるものもあるから、コワイのだ。)
最近、にこっと笑って黙ることが、何度かあったが、
2013年の10月の混乱期には、言葉が出ずに、筆談したこともあった。
通帳印鑑は、家の何処かにお義母さまが隠したに違いない。
自分で隠した場所がわからなくなったのだ。
確実に、認知症は進む…。
とりあえずアタシはお義母さま宅へ向かった。
通帳印鑑より、失語、のほうが大変だ。
命にかかわることがあっても、電話で助けを求めることも出来ない。
無くした、見つからない、の気持ちのケアも必要だし。
お義母さまの家はスッキリ物の少ない家。
簡単に見つかるだろう、とタカをくくっていたのだが、
お義母さま宅に到着したのがPM10時前。
1時間半探しても見つからないー。
どこや?
失語、のほうは、たまに言葉につまる。
かなり不安だけど、アタシは仕事があるし、すぐにできる対処もないので仕方ない。
ケアマネが翌朝(今さっき、)訪ねてくれて、お義母さまの様子から、緊急ではない、と判断した。
今仕事に行く途中の電車でコレを書いている。
通帳印鑑が泥棒の仕業なワケないわ。
どこも荒されていないし、お義母さまの保険証はある。
お義母さま、どこやってん?
最悪見つからんかったら、再発行じゃ。
それはなんとでもなるけど、
あんなにしゃべるのが好きなお義母さまが、
うるさい、
確かにうるさい、
バッテンマスクかけたる、って思うけど、
話せなくなるのは切ないわ。
気持ちを切り替えて、パートしてきますわ。
今日はマトモな認知症ブログだなー。