パセリ

いつだったか、月曜から夜更かしで「パセリは栄養たっぷり！」というようなことを言ってたので、
パセリが頻繁に食卓に並ぶようになった我が家である。

私は元々がパセリ好き。
幼稚園の頃からのパセリ好きである。
・・・・・・・・・が、パセリ好きと言うだけで「変な子」扱いを受けてきた。

『あの子は、ニンジンも食うしピーマンも生で貪る上に、パセリまで食うらしい・・・』
大人たちの奇異な物を見るような視線を一身に浴びていたのを、はっきりと記憶している。
親戚のオバハンからは、
「どこかおかしいんじゃないの？」
「子どもらしくない」
「愛情が足りないんじゃない？」
などと、心配（という名の中傷）をされてきた。
嫌がりもせずに野菜を食う子ども、褒められこそすれ何故に非難されねばならぬのか？
未だに思い出すと、悶々としてしまう。
根に持つ性分である。

それでもお構いなしに大好きなパセリをモゾモゾと頬張っていた園児ツクミ。
だが、小学生になったとき友人からまたもや「なんでパセリなんか食べるのー！？」と驚かれる。
「だって、好きだから・・」とモゴモゴ言っていた小学生ツクミ。
しかし友人は言った。
「パセリは飾り用なんだよ。だから、農薬とかいっぱいついてて、ちゃんと洗ったりもしてないんだって、食べちゃいけないんだよ？」
なんですと～！！！！！？？？？？

まさか、食べちゃいけないものだったなんて！！
でも、うちの親はそんなこと一言も教えてくれなかったわ。
それは、うちの親がDQNだからかしら？
それとも貧乏だから、食えない物でも食わせとこうって腹かしら？
どっちもありえるから、きっと正しいのは一般家庭のお嬢さんである友人のほうに決まってるわ！

こうして、私は大好きなパセリを食わなくなった。
いや、スパゲッティや洋食屋のライスに掛かってた細かいパセリは食ってた。
でも、それだけ。
ちなみに、これはパセリ好きから言わせてもらうと、まるで食いでがなくて物足りない。

しかし、ココへ来て「パセリ食えよ！もったいねぇよ！栄養満点だよ！！」とのお墨付き。
あぁ、私の味覚は間違ってなかった！！
これからは大手を振ってパセリを食えるわ！！ひゃっほい！！！

・・・・・・・・・・・まぁ、そんなわけでパセリ三昧の日々を送っている。
家族は食ってくれないんだが、まぁ別に構わない。
パセリ食い扶持が減れば、買ったパセリは全部私のもんだい。


・・・・で、素朴な疑問。
パセリの葉はむしゃっむしゃいけるんだけど、茎の部分は流石に堅くていただけない。
だけど、捨てるには忍びない。
パセリの茎・・・美味しく食べる方法ってあるんだろうか？