不意に突然 大きな落とし穴があって
すっぽりハマって 身動きが取れないんだ

出口は無くて 空をみあげたんだ
無口な空間のなかで僕たちはじっと見上げたんだ

立ち止まってみなければ わからないことがあった
この小さな罠も意味が有ったんだ
急いで走って 見渡してみれば
歩き続ける 君の顔

もう一歩だけ もう一歩だけ
そうやって笑って 涙は拭いて
もう一度だけ もう一度だけ
無くしたものを振り返らずに

このまま 走り続ければ
全て無くなってしまうかな?
いやきっとちがう
その先にこそある 「未来」がある

誰よりも早く走る事が
一番偉いと思っていた
その気持ちはいまも変らないけれど
誰もよりも強く走る事が
今僕にとって一番大切なんだ


立ち止まってみて気付いたことがあったんだ
君がくれたエガオ拍手激励の涙達
迷ったらいつも僕は一人だったんだ

もう一歩だけ もう一歩だけ
そうやって笑って 悔しさに震えて
もう一度だけ もう一度だけ
眠れない夜を越えて

力任せに叩き付けた両手の痛みは
きっと世界の誰もが知っている気持ちなんだ

だから 伸ばせ のぞむ限り その先にだけ「未来」がある

何度だって 「未来」がある