いやーもう思い出すだけでなんかツラい(笑)
長い長い陣痛やったな~

















7月30日朝6時、破水してから約7時間。
順調に陣痛間隔が短くなり、子宮口も6~7cm。
今日中には会えるんじゃないかと期待が膨らむ。
しかし、旦那がきてくれて話をしたりしてるうちに何故か痛みの間隔が3分→10分と延びる。
日中、助産師さんは足湯をしてくれたりオイルで背中~腰のマッサージをしてくれたりと本当に良くしてくれた。
今のうちに寝て体力ためて!!と言われるが寝るのが怖かった。
起きていると痛みの波がくるのが分かるから早めに呼吸法を始めることで痛みがましな気がしたけど、寝ていると強い痛みになってから目が覚めるので痛みに悶えることになる。
だから寝たくなかった。
痛みがくるのが恐怖でしかなかった。
でも一晩寝ず、陣痛に耐えっぱなしで体ももう限界。
16:00

陣痛が始まってから約16時間。
陣痛間隔は延びたり縮んだり。
2時間ごとに赤ちゃんの心拍をドプラーで確認、NSTも4時間に一回は装着していたけど、赤ちゃんはいつも元気。
お腹で頑張ってくれてる赤ちゃんの心拍を聞くたびに情けなくなって「こんなに頑張ってくれてるのになかなか生んであげられなくてごめんね」という思いでいっぱいになる。
助産師さんに「焦らなくていいのよ。赤ちゃんは絶対に生まれるから。」
と言われて、心も身体も疲れきっていたためか、めそめそ泣いてしまう。
その後、一度診察してみましょう!と院長先生が現れる。
診察の結果、子宮口6~7cmで「おそらく朝からほとんど変わってへんのちゃう?明らかに微弱陣痛になってしまってる。それに、赤ちゃんの向きが朝まではちゃんと下向いてたのに今、上向いてるわ。まだ陣痛始まって24h経ってないしとりあえず明日の朝まで赤ちゃんのタイミング待ってみよか。朝までに生まれんかったら促進剤使おう!」と言われる。
朝まで、、、
まだ12時間以上もあるやん。
しかも回旋異常の可能性、、
もう陣痛に耐えるので精一杯。
こんな疲れてる体で出産なんかできるんやろうか。と途方に暮れる。
18:00

徹夜で付き添いしてから仕事に行ったお母さんが病院に戻ってくる。
母がいる間に旦那に夜ご飯を食べ、仮眠をとってきて!と一旦帰宅してもらう。
病院食が運ばれ何とか少し口にする。
食事ってすごいもので、食後は体力がつくのか陣痛が強くなる。
辛い。
19:00

心配で仮眠なんかしてられへん、と旦那が食事とシャワーを済ませ戻ってくる。
昨日寝てないから母には帰ってもらうことにする。明日の朝までに生まれなければ、また朝一で旦那と交代の約束をする。
20:00~翌朝7:00

結局24h経っても生まれなかった。
ただただ、早く朝になって促進剤を使ってほしかった。
寝るのが怖いが眠さも限界でウトウト→痛みの繰り返し。
もう、腹筋も疲れたしうまく呼吸法すらできない。
死ぬんじゃないかと初めて自分が限界を超えてる気がした。
痛みの度にお尻から何か出てくる感覚もすごくてテニスボールの上に座り込み、もしくは旦那にテニスボールで思い切り肛門を押してもらう。
その肛門にかかる強い圧を旦那もテニスボールを介して感じていたらしい。
そして結局旦那は24時間、付き添ってくれた。
痛みが来たら片手で腰をさすり、片手でテニスボール。
すごい力で大変やったと思う。
夜中も少し寝てていいよ、って言ったけど私が痛くて悶えてたら必ず目を覚まして腰をさすり続けてくれた。
眠たいけど眠れない長ーい夜は精神的にも病んできて「明日促進剤使っても生める体力がもうない」「もうしんどい」って何度も言ってしまったけど、痛みが来るたびに頑張れー!って言いながらずっと傍にいてくれた。
ほんまにほんまに、感謝してる。
この人と結婚して良かったって心の底から何十回、何百回も思った。
7:30

自分のことで精一杯やったけど旦那が一睡もできなかったことも心配で仕方なかった。
旦那の仕事は今が一番の繁忙期。
朝一で父母が来てくれて、旦那は仕事に行った。
少しして院長先生が予定より早く診察してくれることに。
先生「子宮口全開してるわ!赤ちゃんの向きも治ってる!やっと出てくる気になったみたいやなぁ。でも陣痛はまだ弱いから促進剤使いましょう。今すぐ始めて、昼までには生んでゆっくりお昼ごはん食べような!頑張ろな!」
先生が神に見えた瞬間。
全開してるやろーな、そらそうやわ。
肛門から出てきそうな感覚、もう何時間も前からあるもん。
やっとゴールが見えた気がした。
遂にこの子を生めるときが来ると思ったらどこからかやる気が湧いてきた。
朝ごはんを無理矢理口に押し込んだ。
8:15

促進剤が開始。
朝ごはんを食べたことも重なってか、陣痛の間隔が一気に3分毎になる。
肛門から出てきそうな感覚もマックスで痛みが来るたびに身体の震えが止まらなくなる。
「出てきそうやー」って叫んでたら母が「まだいきんだらあかん!ちゃんと呼吸しなさい!」って腰をずっとさすりながら呼吸をリードしてくれた。
8:45

促進剤の量を30分毎に上げるって言うてたくせに助産師が来ない!てゆーかもう生まれそうやのに!!って痛いながらイライラする。
尿も出なくなってるから出産前に一回導尿してって言ったのに「今はちょっと」って自分の仕事優先でどっか行ったきり帰ってこない!
この夜勤担当やった助産師さん。
夜中点滴が漏れて入れ替えにきたけど2回失敗したから「手の甲でいいです」って言ったのに手の甲は痛いからやめときましょーって言いよって結局違う人に交代。
いや、3回痛い思いするより一回で手の甲に入れてくれた方がなんぼかマシやから。
っていうエピソードもあって、ほんま嫌いになった。
8:55

ようやく助産師が来て、結局導尿もしてくれず促進剤の量も上げんまま、分娩室に案内される。
分娩室の入り口で痛みが来て耐えてたら「もういきんでもいいからねー」とこの日、日中担当の天使のような助産師さんが現れる。
そしてようやく分娩台に上がる。