恥日記 -2ページ目

恥日記

人生は恥だらけ。胸に抱える大小様々な恥をさらしていきます…

2年ほど前、同じ趣味について語り合える都内某バーを見つけ、しばらくそこに通っています。

 

そこは、ちょっとマイナーな趣味を持つ人同士が集い、好きなことについて思う存分語り合えるコミュニティ広場みたいなもので、僕たちにとっては憩いの空間でもあるわけです。

 

このお店を見つけたときは、「こういうお店が欲しかった」と心の中でちょっとしたトキメキを覚えたものでした。

 

それと同時に、「これで、社会人の仲間(友達)ができる」という、淡い期待感も抱かずにはいられませんでした。

 

ところが、そう単純なものではないことが、しばらく通って分かったのです。

 

趣味が合い、そこから共通項が生まれることと、友達を作るということは、まったく別問題であることが僕の中で出された答えです。

 

というより、例え同じ趣味で、共通の話題があったとしても、そのメリットをかき消すくらいの問題点が僕の中に隠れていて、それが改めて浮き彫りになった、と言ったほうが的を得ているかもしれません。

 

周りは和気あいあいと語り合っている中で、僕ひとりぽつん、と杯を傾けていることが、少なくありません。

 

2,3人固まっているところへ、ふらりと混ざりに行っても、すぐに誰かが抜けて空中分解してしまいます。

 

オレは、雀の群れに嫌われるトンビか。

 

また、「これって〇〇だっけ?」みたいな誰かの問いかけに、「そう、〇〇ですよ」とさりげなく入って説明したら、その誰かに「ああそうですか」と言ってそっけない素振りをされて、まじクソざわついたぜ。

 

そんな感じで、コミュニティであるはずのバーで、同じ趣味を持つその方たちが形成する人の輪に、なかなか入っていけません。

 

最初は集団で仲良く話していても、ひとり抜け、ふたり抜け、最終的に僕とふたりきりになったその人は、なぜかスマホを取り出して下を向く始末。

 

最終的にその人も、さりげなく注文するために席を立ち、消えていきました。心の中で、「抜け出し成功!」とガッツポーズでもしたんだろうな。

 

まったく意味が分からん。

 

話題なら、いくらでもあるはずなのに。

 

そうか、単純に、オレと話したくないだけなのか。

 

オレが、オレの醸し出す雰囲気が、人を遠ざけるオーラを出しているんだな。

 

そう、全部オレが悪いんだ。

 

友達のできなかった中学・高校時代は、まだ「オレは何も悪いことはしていない」と思うだけの反発心があったが、もはやそれを支えるものは何もない。

 

単純に「話が合わない」「ソリの合う奴がいない」という問題ではないのだ。

 

オレは、人付き合いにおいて、根本的に欠陥を抱える人間なのだ。

 

そんなこんなで昔のイヤなこともまで思い出して、心の中が揺れに揺れた。

 

ひどく打ちのめされて、なかなか立ち上がれなかった。

 

暗く沈んでしまい、せっかくの週末も何もやる気が起きず、廃人のごとく部屋のなかに閉じこもった。

 

何か、すがるものを頭の中で必死に探しているうちに、昔やっていたブログを思い出した。

 

それが、この『恥日記』。

 

ログインし、深夜までかかって、全部読み返してしまった。

 

何だか、泣けてきた。

 

何か、自分のことがいとおしくなってきた。

 

自分のこと、自分が愛さなくて、どうする。

 

まさか、そんな大切なことを気付かせてくれる力が、この恥つづりの中にあったなんて。

 

人生恥をさらしていくことも、まんざら悪くはない。

 

というわけで、戻ってきたよ。マイダイアリーに。