山口県山口市の山一薬局アルク山口店の薬剤師です。


70代位の女性


 足、太ももの痛みしびれ、腰の痛みしびれと

咳も酷くはないがずっと続いている。


それぞれ病院にずっと通っているが、痛みの方はシップや痛み止めの飲み薬、咳は咳止めやタンの薬をだされるばかりで、一時的には咳は止まるが再び出る、痛みに関してはシップは効いているのかどうかもよく解らない程度との事。

とにかく長引いているから何とかして!との御相談でした。


とても元気でハキハキとお話しをされ、エネルギッシュな方。


先ず痛みに関しては、よくある膝では無く、腰から太ももの辺りが、痛かったりシビれたり。

痛みの出るタイミング、舌診断、体温等からこの方の痛みは、1種類の漢方のみで大丈夫。


次に長引く咳ですが、色々お聞きした所、身体の疲れから来るものではないか?とお話しをした所、

「いや~、私は元気よ!」と。

元気なのは見たら解りますよ!


大事なのは、元気な方でも知らずに疲労が蓄積していたり、又、人間だれしも抗えませんが年齢と共に身体の機能が弱まったり、 その両方だったり。

この方は、農業や他の仕事もバリバリ働いておられましたので、その両方でした。


この場合、咳止めをいくら飲んでもなおりません。咳き込みが酷ければ飲んでも結構ですが、この方には身体のチカラを高める漢方ケアが必要です。


結果、2種類をお求め頂きました。


1週間ちょっと過ぎた頃、御家族の風邪薬をお求めに御来店頂き、調子をお伺いしたら

「良いよ~痛み殆ど無くなったし、咳もあまり出無くなったよ!」

との事でしたが、中に隠れている痛みの原因はもう少し時間をかけて取り除く必要がある事と、身体のチカラを高めるのはこれから先も必要である事を説明し、続ける様におすすめしました。


この 2種類の漢方ケアはこれから先の体調不良予防や、病気の予防にも役立ってくれるはずです。