別居して、再確認した事が一つある。

私はストレスを解消できる方法に恵まれている、ということだ。
別居していることを知った友達が心配して、連日のように連絡をくれる。
あって話すこともしばしば。
年配の人の意見を聞いてみたら?と自分のお義母さんちに招待してくれたり、
夫婦で話を聞いてくれたり。
基本、女の人はうわさ話や話好きだから、私がその対象になっている実感も
ないわけではないけど、夫のことを考えて、罪悪感と後悔で泣いてばかりの
私を励ましてくれる。本当にありがたい。
娘の事を考えて、とにかく笑顔でいろと叱咤してくれる友達。
そんなこと、どこの夫婦にもあることだと笑い飛ばしてくれる友達。
いきなり私と娘をトイザらスに連れて行き、カゴいっぱいにおもちゃを
買ってくれた親友の旦那さん。
息子を持つ母の立場から、厳しい意見をしてくれた友達のお義母さん。

帰ってきてばかりのころ、泣いてばかりいた。
ご飯が食べられなくなり、あっという間に痩せた。
暗い顔で娘にご飯を食べさせていると、
娘は、たった二歳なのに、ご飯を食べない私の口に自分のご飯を無理やり
突っ込んできた。申し訳なくて、情けなくて、ありがたかった。

私のそばには、話を聞いてくれる人がこんなにいる。
そして最愛の娘がいる。
だけど、夫には相談できる友達すらいないのだ。

夫には友達がいないことは結婚する前から気づいていた。
会社の飲み会には誘われたら参加はする。
会社の同僚とゴルフも定期的に行ったりしていたみたいだ。
だけど、それだけの関係で、仕事とプライベートは別、と分けていた。
夫にとってのプライベートは、家族。それのみだった。
家族で趣味を楽しむ。家族で何かを共有する。
それが夫の望みだったのに、私は夫に何かサークルに入ったら?
友達つくったら?たまには飲みに行ってきたら?
と意見を押しつけていた。
きっとそれもストレスだったに違いない。
そもそも、別居に至った理由として、旦那さんサイドはこれまでの結婚生活が私の顔色をうかがう苦痛なものであったことを理由の一つとしてあげている。
私としては今でこそ、私のあそこが悪かったんだ、あの時のあの行動も嫌だったんだ、と後悔でいっぱいだけど、こうして一つ一つ理由を聞かされるまで何も疑問もなく、喧嘩はたまにするけど普通に仲の良い夫婦のつもりでいた。

ほぼ毎日朝は行ってらっしゃいのキスをし、おはようのハグも毎日ではないにせよしていた。
帰ってきた時には、子供にパパだ~!と声がけして気分を盛り上げさせ、パパを玄関までお迎えに行くように促したりしていた。
夫が出張から帰ってきた時は、遅かったり、子供が寝たりしていない時は駅まで車で迎えに行っていた。夫も必ずお菓子などお土産を買ってきてくれていて、本当に優しかった。
晩ご飯時も遅くない日以外は一緒に食べるようにして、今日は何をしたかなど、その日あったことを話したりしていた。夫がうつの原因の一つにあげていた、友達もいない孤独な育児が辛いから、もう少し早めに帰ってきてと泣きついたのは一度だけだったと思う。
毎週、土日のどちらかは絶対に家族でどこかに行くようにしていた。一歳児が楽しめる屋内公園、屋外公園、ショッピングセンターや水族館。いった先ではたくさん写真もとった。
たまに私を気遣って、私が家で掃除をしている間は夫が一人で子供を連れて支援センターや公園に行ってくれるともあった。その時も感謝してちゃんと言葉にも出していたし、今も本当に優しい夫だったと思う。
別居するたった一週間前にはアンパンマンミュージアムと中華街に行ったばかりだった。
帰りには回転ずしによって、美味しいね美味しいねって言いながら食べて、アンパンマンミュージアムの高いチケットを夫が払ってくれたから、回転ずしは私が払おうとしたら、夫がまた会計してくれて、ありがとうって感謝して。
最近は、まだ少し先の話だけど、マイホームが欲しいねって、土日を利用して色々なマンションモデルルーム、住宅展示場に遊びに出かけていた。私からここを見に行きたいということもあったし、夫が行きたいモデルルームを見つけてきたこともある。
お互いの外せない用事、一人でやりたいこと、、、例えば歯医者に行きたい、ゴルフレッスンに行きたい、プールに行きたい、そんな予定が休日にある時は、申告しあって、家族で過ごす時間を調整していた。
八月には生理が遅れて妊娠騒ぎにもなった。検査薬を買ってきてくれて、少しワクワクドキドキしながら検査した。結果、妊娠していなかったけど、残念だったかなって2人で笑った。
片頭痛がするっていう夫に、マッサージチェアを半年契約でレンタルもした。もちろん私もマッサージチェアに座りたいからレンタルしたのだけど、マッサージに行けば片頭痛が収まるって言ってたから喜んでくれると思った。
今調べるとうつ病の症状に片頭痛がある。私はうつ病からくる片頭痛をただの片頭痛だと思っていたのか。。。

うつ病発覚の一ヶ月前。マンションのモデルルームを見に行く途中、喧嘩になったことがある。
車中の会話で、言った、言わないの喧嘩になった。
私が軽い気持ちで、そういえばこの前あんなことがあってさ~、、、あ、この話言ったよね?
と言うと、夫が少し怒りぎみ、というか、必死に、いやいや聞いてない!と言ってきた。
私もそれで流せばいいものを、ムキになって、いやいや言いました!と言い返し、
夫は、その話の後半は聞いたが前半は聞いていない、と言う。
それってじゃやっぱり私はその話をしたけど自分は聞いていなかったってだけじゃないの!?って私も言い返して、険悪ムードに。ここで終わればいいのに、その日から3日くらい、腹が立って口をきかなかった私。
私は単純に、夫のことをその時は絶対に謝らない頑固な夫だと腹をたてていたが、実態は、夫はとにかく否定されるということが嫌で嫌で仕方がなかったのではないだろうか。
聞いていなかったんだよね?という私にとっては単純な確認が、夫にとっては自分を責める言葉のナイフになって、心をグサグサさしていたのだろうか。口をきかないのもひどい仕返しだったかもしれない。もっと、柔軟に対応することだって十分できていたはずなのに。
思いやりの欠如がこんな結果を引き起こしてしまうなんて。。。


今日、家に夫から荷物が届きました。
寒くなるからと、私の分の秋物の洋服や下着、子供の分の洋服などでした。
一枚一枚丁寧にたたまれていて、薄暗い部屋で私と子供の服を畳む夫の姿を想像すると胸が引きちぎれそうな思いです。
どんな気持ちで私や子供の服をクローゼットから出したんだろう。
今、苦しいかな。辛いかな。それとも憎いのかな。無関心なのかな。
お礼のメールをすると、今はただただ静かに過ごしたい、子供を宜しくお願いしますと返事がきました。ロボットみたい。心が遠い遠いところに行ってしまった。
電話したくても、できません。
私が夫を泣きながら責めてしまって以来、電話も拒否されるようになりました。
子供の写真も送っても返事がないため、こちらから連絡をとるのはやめました。
次に連絡があるのはいつだろう。。。