最後のページを

めくるまで

【著者・水生大海】

【使い勝手のいい女】

葉月(28歳)は、包丁も自分で研ぐ程の料理上手。

ある日、付き合っていた彼(智哉)を、友達の加奈に取られた。

その後、葉月の勤めていた会社は倒産。ホームセンターでアルバイト生活。

そんな葉月の所に智哉が訪ねて来た。

口論になり智哉を食器で殴ってしまう。

そして、

その夜加奈も訪ねてきた・・・



【骨になったら】

花沢公人の妻の桜子が亡くなった。

しかし、今、棺の中にいるのは桜子ではない。

桜子は、事故をおこして同乗していた息子が亡くなってしまった。

それ以来、桜子は自分をせめて精神的に病んでしまった。

そんな、桜子を公人は殺してしまった。

その現場を見ていたのが、疫病神とも言える京本綾芽。


えっ👀⁉️警察に連絡したのは誰❓️

綾芽の男❓️



【わずかばかりの犠牲】

柄本諒は、詐欺の受け子をしていた。

ある日、公園で出会った笠井さんと言うおじいさんと、仲良くなった。その笠井さんが、騙されそうになっているのを助けた。

その時に、うっかり詐欺仲間の名前を言ってしまい、その仲間は他の詐欺グループにつかまった。

300万円持ってくるように言われるが・・・・

お姉ちゃんは、子供が病気でそれどころではない。

笠井さんに、300万円を貸してほしいと頼んだ・・・



【監督不行き届き】

加藤満智は、朝、会社に行く前に、突然夫(佑典)の婚約者であるという城田から話しかけられた。

夜になって、夫を問い詰める。

城田菜々穂との浮気を認めた。菜々穂と兄の逸郎と全員で話すことになった。

話し合いの後、佑典は満智の元からも、菜々穂の元からもいなくなってしまった。

佑典は、どこに行ったのか❓️



【復讐は神に任せよ】

わたし(新里)の夫は病気で亡くなった。

その後、息子(琳)をひき逃げされた。一人になったわたしは、また、看護師の仕事に復帰した。


犯人は市橋伸臣の義父である村谷義政だったが・・・

そして、村谷義政は国会議員を務める神無月家の使用人。

市橋伸臣と同じマンションに引っ越した。

わたしは、村谷の雇い主の娘である亜矢がひき逃げをしたのではないかと思っているが・・

亜矢に復讐のチャンスを狙っていた。

そんな私の前に現れた女性。

マンション隣に住む須田。実は、須田も亜矢に復讐のチャンスを狙っていた。



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《著者プロフィール》

三重県生れ、愛知県在住。出版社勤務、漫画家を経て2005年、チュンソフト小説大賞(ミステリー/ホラー部門)銅賞受賞。

2008年、「罪人いずくにか」で島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞、翌年、『少女たちの羅針盤』に改題しデビュー。

その他の著書に、『かいぶつのまち』『善人マニア』『夢玄館へようこそ』『転校クラブ 人魚のいた夏』『転校クラブ シャッター通りの雪女』『熱望』などがある。

===ネット情報===

初めての作家(たぶん)さんで、名前だけ見たら、男性かと思っていましたが、素敵な女性でしたあせるあせる