その扉をたたく音

【著者・瀬尾 まいこ】

ミュージシャンになる夢を捨てきれない宮路(29歳)は、ボランティアで高齢者施設「そよかぜ荘」でギターを弾いた。

選曲が高齢者に受け入れられず、すっかり退屈してしまった高齢者さん。


その後、職員の吹いたサックス🎷

職員は「渡部(25歳)」

渡部のサックスにすっかり魅了されてしまった宮路。


渡部にグリーン・デイの「ウェイク・ミー・アップ・ホウェン・セプテンバー・エンズ」をリクエストするがご利用者に馴染みがない。と却下(笑)

ラスト、この曲が泣かせてくれる。


渡部のサックスが聴きたい為施設に行く様になり、高齢者の方との交流が始まる。

ご利用者の(水木さん)からは「ぼんくら」と呼ばれる。

毎週金曜日、ご利用者の買い物をするようになる。


音楽活動をしようと渡部を誘うが・・・

渡部と二人で施設のイベントでバントを組んだ。当日に向けて練習するなか、本庄さんというおじいちゃんにウクレレを教えてほしい。と頼まれる。



ラスト、宮路の成長。

初めて、夢に見たミュージシャンについて深く考える。


瀬尾まいこさんの優しい作品。

最後はちょっと、涙と鼻水が流れました(笑)


ストーリーは短めでサクッと読める。

最近、忘れていた「読書初心者さんに、この1冊をどうぞ」

まさに、ぴったり❣️


短めで読みやすく優しく感動。

主人公は熱いがなにかが足りない。

そして、成長していく。


あなたのBookshelfに

ぜひ、この1冊をどうぞ音譜