眠りの崖から落ちる寸前だが、ランダム再生で4月の雨が流れていたので足指で踏みとどまる。
HALFWAYが流れる。もう少し聞いていたい。
栞のテーマ。まだ落ちたくない。
今日触れた優しさを思い起こす。
朝、弁当に入れる卵焼きの焼きたてを一切れもらった。弁当箱のスペースを埋めるために卵焼きは必須なので、毎日毎日卵焼きを焼く。もはや職人だ。焼きたてはたまらなく優しい味だった。
お茶碗の外側に一粒ついた米粒も優しい味だった。
涙成分の目薬も優しかった。目から溢れるのに何滴も垂らす。
崖が壊れてしまう。自ら落ちなくとも落とされる。白い薬を飲んだせいだ。
おやすみな西園寺公望を言わなければならない。
大丈夫だよ。電気毛布を入れてくれてるから。
おやすみな・・・サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド
だめ、おやすみなさいになってないよ?
でももう無理!