深夜便左右非対称を初めて感じたのは、「恭」の字。 友達の名前についていた。 なんだ、この右にだけ余計な点の数は。 シンメトリーの世界を、友達の名が壊していた。 そのときは黙っていたが、私はそーゆーこと、絶対に叫ぶから。 前世の記憶だとしても。 彼は元気か?