仕事に真面目な人の特徴には

いったいどのようなものがあるのでしょうか。

真面目な人が好きと言うという人もいれば、

苦手だと感じる人もいるでしょう。

つまりは一長一短というわけです。

そこで今回は仕事に真面目な人の特徴をご紹介します。








『真面目な人の特徴として仕事を断れない』


「真面目」というと、

とてもいいことであるかのように言われることが多いのですが、

そこには弊害もあります。

まずその第一点が他人からの頼みを断れないということです。

これについては「責任感がある」などと言われることも多いのですが、

実際は次から次へと他人に頼まれるままに仕事を引き受けてしまい、

一つ一つのタスクについてのパフォーマンスを低下させることも多く、

さらにプライオリティをつけることも難しくなってしまうのです。

また多くのタスクを抱えることによって精神的な負担も大きくなり、

鬱病やそうでなくとも心身の不調で

仕事に大きな穴を開けてしまう可能性もあります。










『仕事に真面目な人受け身になりがち』


真面目な人の多くは「型をきっちりこなす」ことが

得意であることが多いのですが、これはつまり行動に際して、

「型」の存在を必要とするということであり、

その「型」がなければ行動指針を失い、

フリーズするか暴走してしまうということでもあります。

つまり「型」もしくはそれを提示する人に対して

「受け身」になりがちであるということです。









『仕事に真面目な人は出世しやすい』


先述に関連しますが、

こうした「受け身人間」としての「真面目な人」は

実のところ出世しやすいのです。

例えば、もし受け身でない積極的な人間がいたとして

その人間の行為が結果的に失敗した場合、

責任を負わされ、処分されるのは当人です。

一方で「型」に対して受け身な人間はその行為が結果的に失敗した場合、

その責任をある程度であれ「型」に帰属させることが可能になります。

それ故、その組織の中で生き残り、出世していくのは

「型」に対して受け身の人間ということになり、

結果その人間の意向をより多く反映することで

組織自体が受け身化し、硬直化します。

受け身でない人間は排除されてしまいます。

今現在の日本的な組織が陥っているのもこの問題です。

いくら「偉い人」が「受け身では駄目だ」と

お説教したところでこの問題は解決しないでしょう。

何故ならその人を見出し出世させたシステム自体が受け身の産物だからです。









『ホウ・レン・ソウを徹底している』


「ホウ・レン・ソウ」とは、「報告・連絡・相談」の略です。

仕事を真面目にこなす人は、

この「ホウ・レン・ソウ」をきちんと徹底しています。

仕事というものは基本的に、チームで進めるものです。

中にはノマドワーカーのように、

個人で黙々と自宅作業を行うような仕事もありますが、

クライアントがいる以上は、自己流で勝手な進め方はできません。

仕事を真面目にこなす人は、

そういった「仕事」というものの本質を理解しており、

自分1人が勝手なペースで仕事をすることで、

他の人に迷惑がかかることを最も嫌います。

そのため、仕事においては「ホウ・レン・ソウ」を徹底し、

トラブルを未然に防ぐ努力をしているのです。









『常に、納期よりも何日か前に納品する』


仕事には納期が付き物ですが、納期ぎりぎりの納品は危険です。

仕事においては、いつどこで何が起こるかわからないので、

常に警戒していることが必要です。

そこで「仕事を真面目にこなす人」は、

常に納期よりも何日か前に仕事の納品を行うようにし、

余裕を持ってスケジュールを組むようにしています。

仕事において納期は絶対であり、もし遅れた場合、

言い訳などは御法度であることも心得ているのです。

もし納期ぎりぎりに納品してしまうと、

万が一何か落ち度があった場合、何もフォローができません。

そのことをきちんと計算に入れ、相手に迷惑がかからないように、

「納品は常に、納期よりも何日か前」を徹底しています。









『仕事のミスをしても言い訳をしない』


仕事を真面目にこなす人は、

「自分に与えられた仕事は、最後の最後まで自分の責任において行うもの」

という信念に基づいて仕事に臨んでいます。

そのため、もし何か落ち度があった場合は、

すみやかに謝罪し、事後処理にあたります。

そのプロセスの中には、「言い訳」というものがありません。

真面目に仕事に取り組める人は、

自分の落ち度を潔く認め、責任を取ることができます。

作業をこなして終わらせるだけではなく、

最後まで責任を全うするまでが、

その人にとっての「仕事」だと考えているのです。










『仕事に真面目な人は否定できない』


仕事で頼み事をされた場合、

仕事に真面目な人は断るという選択をすることはありません。

業務時間中に頼まれたのだから、

これは自分の仕事なのだと

例え忙しく手が回らなくても引き受けてしまいます。

それが自分の首を絞めているとも気付かずに、

仕事に真面目な人は頼まれた仕事に真剣に取り組みます。

頼まれた仕事を何でも引き受けるという事は、

自分自身のタスクマネジメントが出来ていない証拠なので、

頼む方は何でも引き受けてもらえる事を

不安に思っている場合があります。

タスクマネジメントが不十分で

各仕事のクオリティが下がっては元も子もありませんから、

いくら頼まれた仕事とはいえ

自分の仕事の進捗状況を確実に把握した上で

引き受けるのかを判断する事が非常に重要です。










『冗談が通じないのが真面目な人の特徴』


業務中のミスに対しておちゃらけて水に流す人がいますが、

そういった人に対して仕事に真面目な人は酷く不快感を示します。

大抵の仕事に真面目な人は、感情を表に出してしまいます。

これは、業務中のミスに対しておちゃらけるなんて

とんでもないと強く思っている真面目な人特有の考え方です。

もちろん業務中のミスをヘラヘラと水に流す事が

あまりよろしい事ではありませんが、

何でもおちゃらける事が悪であると捉える考え方は

時によって協調性を欠いた行動になり得ます。










『謝罪で自分に不利な事も正直に報告する』


仕事に真面目な人は、業務中の自分のミスを報告するような場合には

自分に対して不利な情報も素直に報告してしまいます。

上司にとっては嘘をつかれるよりマシかもしれませんが、

組織の中に居る以上はある程度自分に不利な情報を如何に

オブラートに包む事が出来るのかというスキルも重要になってきます。

やたらむやみに自分に対して不利な情報を正直に報告するものではありません。

何でもかんでも報告して謝罪のスキルを磨かないままで居ると、

いつか取引先にお叱りを受けてしまいます。











仕事に真面目な人と言われると、

良いイメージを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、

真面目であるがゆえに、苦労してしまったり、

起こさなくてもいい問題を起こしてしまうこともあります。

このようにメリットもデメリットもあるのが

仕事に真面目な人の特徴だと言えるでしょう。

真面目なことはいいかもしれませんが、

時には要領よく仕事をやらないと

いつまでも非効率のままであったりするので、

柔軟な姿勢も大切なことだと言えるでしょう。

























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