この二つは敬語として
よく使われるものですが、
どちらか迷ってしまうこともあります。
まず、敬意を含まない
基本語に戻して表現しみます。
「いただく」と「くださる」の基本語は、
それぞれ「もらう」と「くれる」です。
どちらも「相手から物を受け取る」行為ですが、
基本語に戻してみると違いがはっきりします。
自分側の行為であれば
「もらう」=「いただく」=謙譲語。
行為の主体が相手側にあれば
「くれる」=「くださる」=尊敬語です。
・こちらから依頼した
「持ってもらう」=「持っていただく」「お持ちいただく」
・相手が自分からしてくれた
「持ってくれる」=「持ってくださる」「お持ちくださる」
主体による使いわけがはっきりすると思います。
また、文末の表現を「基本形」
「疑問形」「命令形」などに
変化させて比較してみます。
「この問題についてお考えいただく」と
「この問題についてお考えくださる」を
比べてみましょう。
「お考えいただく」は「依頼」、
「お考えくださる」は「感謝」
の気持ちが感じられますが、
命令として「お考えいただきたい」
「お考えください」と使った場合には、
こちら側からの依頼が含まれる
「お考えいただきたい」の方が
きつく感じられると思います。
やはり「いただく」には
こちらの思いが
強く含まれていることがわかります。
整理すると以下のようになり、
それぞれ3つの基本的な意味が
あることがわかります。
「いただく」
A.待っていただく(依頼)
B.お待ちいただく(依頼)
C.お菓子をいただく(もらうの謙譲表現)
「くださる」
A.待ってくださる(尊敬・感謝)
B.お待ちくださる(尊敬・感謝)
C.お菓子をくださる(くれるの尊敬表現)
どちらにしても
相手に対する働きかけの表現なので、
感謝や尊敬の気持ちをこめて
依頼する一般的な行為には、
厳密な使いわけは必要ないといえます。
「こちらが無理にお願いする場合」
「相手がぜひしたいと意思表示してくださった場合」
に限り使いわけるのが自然です。
書面で表現する場合ならともかく、
その場でぱっと表現しなければ
ならない会話の中では、
現在ではこの2つの表現は
ほぼ同じ意味あいを持っている
と言えるようです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
応援よろしくお願い致します。
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よく使われるものですが、
どちらか迷ってしまうこともあります。
まず、敬意を含まない
基本語に戻して表現しみます。
「いただく」と「くださる」の基本語は、
それぞれ「もらう」と「くれる」です。
どちらも「相手から物を受け取る」行為ですが、
基本語に戻してみると違いがはっきりします。
自分側の行為であれば
「もらう」=「いただく」=謙譲語。
行為の主体が相手側にあれば
「くれる」=「くださる」=尊敬語です。
・こちらから依頼した
「持ってもらう」=「持っていただく」「お持ちいただく」
・相手が自分からしてくれた
「持ってくれる」=「持ってくださる」「お持ちくださる」
主体による使いわけがはっきりすると思います。
また、文末の表現を「基本形」
「疑問形」「命令形」などに
変化させて比較してみます。
「この問題についてお考えいただく」と
「この問題についてお考えくださる」を
比べてみましょう。
「お考えいただく」は「依頼」、
「お考えくださる」は「感謝」
の気持ちが感じられますが、
命令として「お考えいただきたい」
「お考えください」と使った場合には、
こちら側からの依頼が含まれる
「お考えいただきたい」の方が
きつく感じられると思います。
やはり「いただく」には
こちらの思いが
強く含まれていることがわかります。
整理すると以下のようになり、
それぞれ3つの基本的な意味が
あることがわかります。
「いただく」
A.待っていただく(依頼)
B.お待ちいただく(依頼)
C.お菓子をいただく(もらうの謙譲表現)
「くださる」
A.待ってくださる(尊敬・感謝)
B.お待ちくださる(尊敬・感謝)
C.お菓子をくださる(くれるの尊敬表現)
どちらにしても
相手に対する働きかけの表現なので、
感謝や尊敬の気持ちをこめて
依頼する一般的な行為には、
厳密な使いわけは必要ないといえます。
「こちらが無理にお願いする場合」
「相手がぜひしたいと意思表示してくださった場合」
に限り使いわけるのが自然です。
書面で表現する場合ならともかく、
その場でぱっと表現しなければ
ならない会話の中では、
現在ではこの2つの表現は
ほぼ同じ意味あいを持っている
と言えるようです。
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