完璧主義者は、まじめで努力家であるため、

一見とても有能に見えます。

しかし、その有能さが遺憾なく発揮されるのは、

あくまでも「短期的な局面」でのことです。

長い人生のなかでは、この性向が自分自身の能力を阻み、

苦しくしていることも少なくありません。



なぜなら完璧主義者は、

思わぬ失敗や挫折に合ったときにストレスをためやすく、

極端な「○×思考」に走りやすくなるからです。



たとえば、がらっと職種を変えて

一から出直してみたくなったり、

恋人との関係をご破算にしたくなったり、

周りにいる「できない人」を

徹底的に否定したり・・・・・・。


このように、完璧主義に偏りすぎると、

積み重ねてきた実績をうまく生かせず、

人生を“ほどよく”楽しめなくなることもあるため、

要注意なのです。



完璧主義な人ほど、周りの皆がびっくりするほど

あっけなく会社を辞めていくことが多いそうです。

なかには、途中からうつ気味になってしまう人もいます。



では、なぜ完璧主義な人はなぜ有能なのに

簡単に会社を辞めたり、心を病むほど

自分自身を追い込んでしまうのでしょうか?

端的にいえば、多くの仕事に完璧主義は合わないからです。



期末試験や受験勉強のように、

限られた場面では「完璧主義」は有効かもしれません。

しかし、仕事は想定通りに

実行できるわけではないことの方が多いのものです。



予算や人員数、時間の限界、スタッフの能力の限界、

会社の上層部や顧客の都合、タイミング・・・・・・。

このように、いくつもの壁に阻まれ、

努力が水の泡になってしまうことの方が、

成功の数より数倍も多いのが現実ではないでしょうか。




完璧主義な人は、

「自分の仕事は、きちっと完璧にできないとイヤ」と

自分を追い込んでしまうことが多いでしょう。



しかし、自分にとっての

「こだわりどころ」は2割程度と考え、

残りの部分は多少気に入らない部分が

残ったとしても深い追いしないことが大切です。


たとえば、10ある仕事のうち、

労力や気合いを傾けて行う仕事は2つ程度です。

残りは周りにサポートを求めたり、

なるべく時間をかけずに終わらせるなどの、

メリハリをつけることが必要です。




大部分の「どうでもよい」ところに捕らわれず、

自分にとって大きな満足感や幸福感を

もたらしてくれそうな少しの部分に意識を傾けていけば、

自分自身がもっともっと発展していきます。







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