除夜というのは「除く夜」と言う意味で、

古い年を除いて新年を迎える夜のことを言います。

また、この夜は一晩中起きていて、

そのまま新年を迎える慣わしがあった事から、

「夜が無い」つまり「夜を除く」

と言う意味とも言われています。



新しい年の穀物に実りをもたらし、

私たちに命を与えてくださる歳神様を

お迎えするために一晩中起きていなければなりません。

神道は元々農耕がうまく行くように

祈る事が基本ですから、物事の考えが一年単位です。

春に新しい命が芽生え、夏に育って、秋に収穫、

そして冬に死を迎え、また春に新しい命を得る。

歳神様は、新しい年(命)の象徴なのです。


大晦日の真夜中24時にお参りをすると、

旧年と新年の二年分のお参りが出来、お得です。

これを二年参りと言います。




除夜の鐘を108回ならすのは

煩悩の数が108つだから、と言うのは有名です。

なぜ108つなのかは諸説ありますが、

その一つは・・・、

人間には眼(げん)・耳(に)・鼻(び)・

舌(ぜつ)・身(しん)・意(い)

の六つの感覚があります。これを六根と言います。

(山岳信仰で山を歩くとき

「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」

と唱えながら登ります。

これは、その六つの感覚を

きれいにしましょう、という意味です)

この六根には、それぞれ、

好(気持ちがよい)・悪(いやだ)・平(何も感じない)

の3種があり3×6=18。

これが、また浄(きれい)染(きたない)

の2種に分かれ18×2=36。

さらに、前世・今世・来世の三世分で、

36×3=108となります。


鐘を撞く前には鐘に向かって合掌します。

108回のうち107回は旧年(12月31日)

のうちに撞き、残りの1回を新年

(1月1日)に撞きます。

鐘の回りに突起がありますが、

これは「乳(ち)」と言われるもので、

ほとんどの鐘についています。

この乳の数も108つあるということです。



色々と知らない事がありました。

伝統の行事は奥深いです。






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