穏やかな日が続くかと思っていたが一変雨模様の関西から。
「東日本大震災」と呼ばれている地震が発生してから一週間が経ちましたね。
現在も余震が続いて、東北のみならず首都圏までが被災地と呼べるような状況が続いています。
そんな中でヤシマ、ウエシマと呼ばれる作戦が始まっているのをご存じの方も多いと思います。
「ヤシマ作戦」
TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に由来する節電を呼び掛ける作戦。
作中では、攻撃兵器の電力を集めるために日本全国で計画停電を実行した。
非公式website こちら
「ウエシマ作戦」
食品、飲料、燃料などの買いだめや買い占めを控えて資源を譲り合おうと呼び掛ける作戦。
お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の上島竜兵サンの「どうぞどうぞ」のギャグに由来する。
作戦と云えば何やら物騒ですが、
要は今日本国内で混乱している二つの問題について、冷静に個人で出来る範囲で対処して行こうと呼び掛けるもの。
最初にヤシマが、続いてウエシマが生まれたと聞いていますが、面白いネーミングだと思います。
よくこんな洒落を考えたものです。
関西に居るとなかなか実感出来ないですが、個人的には「ヤシマ作戦」はこれからの季節が勝負かなと考えています。
慣れて来た時が一番怖いのは、どんな事でも共通しているはず。
特にこの連休では計画停電が実行されなかったので、
油断すれば東京電力管内での大規模停電を招くことになり、大きな災害をもたらすかもしれません。
そう、実際の所「ヤシマ作戦」は東北地方へ電気を送る作戦では有りません。
しかし今は東京始め首都圏は広い意味での被災地と呼べるのではないでしょうか？
経済的な復旧を進めることとは矛盾する面も有りますが、
安定した電力供給の見通しが立つまでは、慎重に対応していくしかないのではと考えています。
一方「ウエシマ作戦」は今の所功を奏してるとは言い難い状況ですので、
ここはやはり物が有る様子を見せてはどうかと思います。
大臣が空になった食品だなの前で泣いていたと聞きましたが、そのパフォーマンスを取るならば、
ガソリンが無くて出発出来ない救援物資の前でして欲しかった。
却って食料不足を懸念させてしまったのではと、心配になりました。
これは個人的な印象ですが、
食料など必需品の供給は連休明けには解消されると見ています。
何故なら関西の多くの地区では物資が余っているからです。
仕事柄先週の木曜位から京都・大阪・神戸・姫路を始め様々な市町村でスーパー・薬局・ガソリンスタンドを見て来ましたが、僕の見る限りではどこも余裕が有りました。
被災地からすれば、嫌味に聞こえるかもしれません。
ただこの事から、物資が関東東北へ十分流れて行く事が予想できると伝えたいのです。
マスコミさんもこう云った余裕が在る所もしっかり報道して貰えたら良いのですが・・。
前の記事にも書きましたが、優れた見せ方と云うものが在り、
「慌てない心」には拠り所となる情報が必要だと感じるばかりです。
最後に、ウエシマ作戦に繋がる数々のポスターのうち、二つを上げます。
有志が作ったポスターだそうです。
作りが素晴らしいと感じたので転載しました。
非常に物資が不足している東北圏、本来の機能を果たし難い関東圏のためにも、出来る範囲で堪えたり支えたり出来ればなと思います。