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「この夏」は映画やDVDを観ていない。
僕にとって映画はデートのために有ったのかもと考えてしまうくらい。
好き嫌いで云えば「好き」なはずなんですが、ね。
で、この夏に読んだものは「海音寺潮五郎」の「武将列伝」。
古本屋さんで文庫版が5冊セット1500円だったから、買ってしまいました。
裏書によると1975年に刊行されたと云うから、もう35年ほど昔の本ですが、
今読んでも古臭さを感じない。
これは古資料を読み込むことが大切だと良く解りました。
それに資料と資料の隙間に対する洞察力や人物眼が鋭くて温かい。
これは著者の優れた先人に対する敬意と優しさ何だろうかと感じ、
やっぱり名著だね、と納得。
本の中身は人物伝で、源平から明治まで30人ほどを採り上げてますが、
家康、秀吉、信長に頼朝、西郷などの他、義平、鹿之介、家光など、ちょっと変わったラインナップ。
どう云う基準で選んだんだろう。面白過ぎるから良いけど。
別で「悪人列伝」も在るので、機会があればそちらも読んでみたいと思います。
実は・・・まだ読み切ってません。読みやすいけど内容が濃くてじっくり読んでしまう。笑
歴史好きにはお勧めです。