日本人はよく言葉を省略する。
以前からあるのが
パーソナルコンピュータ → パソコン
リモートコントロール → リモコン
など。
あまり知られていないのが
主食用パン → 食パン
教科用図書 → 教科書
など。
最近では
スマートフォン → スマホ
なんかもあったりする。
ああなるほど、こんな感じで前後をくっつけて省略するのかと思いきや
コンビニエンスストア → コンビニ
のように前半だけで済ますパターンもあるのだ。
バンド名も
Mr.Children → ミスチル
だが
Mrs.GREEN APPLE → ミセス
でやはり前半だけなのである。
そして全然違うパターンもある。
国鉄がJRになったのは私が東京で働いていた時である。
当時、国鉄電車だから国電と慣れ親しまれていたが、国鉄じゃなくなったらどうなるのだろうと話題になっていた。
応募の結果、「Electric(電気)」と「いい電車」などの語感を掛け合わせたネーミングで「E電」となったらしい(私はてっきりJR東日本のeastのEを取ったものだと思っていたが)。
しかし「E電」は定着せず、JRと呼称されるようになってしまったのだ。
長々とくだらないことを書いてきたが、何が言いたかったのかというと、省略に必要なのは「言いやすさ」なのだということだ。
塾で教えていた頃、いつもmustがまどろっこしいと思っていた。
訳すと「~しなければなりません」となり、なんとひらがな10文字になってしまうのだ。
英語ならアルファベット4文字なのに。
まさか「~せねばなりませぬ」と頑張って8文字にしても、江戸時代かっとつっこまれそうだ。
しかし若者はさすがである。
「~しなければです」などと「なりません」をカットし、7文字に成功したのだ。
まだある。
「~かもしれません」を「~かもです」と、これまた「しれません」カットに成功したのだ。
もちろん、かしこまった文章に使うことはできないが、日常会話では十分である。
むしろ、メガネを人差し指で上げながら「○○さんはもう少し痩せなければなりません」と医者に言われるより、「おじさんはもっと痩せなければだね」とかわいい子に言われた方が痩せる気になるというものだ。
さて、ここからが本題だが(ここまでは何だったんだ)、今回は久しぶりの老夫婦のお出かけ報告である。
最近まで、肩のリハビリが週1であったし、ちょいちょい内科や眼科もあったり、妻も病院があったりで、落ち着かない日々だったのである。
それも一段落となり、久しぶりに出かけたというわけである。
今回は3回目の挑戦になる謎解きイベントである。
クイズを解くと次の行き先がわかり、そこでまたクイズを解くと次の行き先がわかるというもので、最後にゴールにたどり着くというイベントである。
何年か前の1回目は地下鉄編に挑戦した。
5~6時間でクリアできると書いてあったので、昼前にゆっくり始めたらとんでもなく時間がかかり、さらに脚も疲れて途中で断念。
2回目は名鉄編に挑戦したが、頑張って進めるも夜8時に岐阜をうろつくことになり、まだまだ先がありそうなのでゴールならずだった。
それらの失敗を生かし、今回こそはと朝9時スタートで地下鉄編に挑んだ。
クイズのヒントになるような画像をアップすることができない(以前にブログに載せたら制作会社から削除依頼がきてしまった)ので、ここからはモヤッとした内容になるがご勘弁を。
こんなキットを購入し、スタート。
名城線がメインのようだが、東山線も。
イベントがなければ行かないだろう庭園や高級住宅街。
店に入って食事をすると時間がもったいないので、公園で持参した弁当を食べる。
これは削除になるかもしれないが、こんな魔法陣を探して歩くのだ。
ベンチに座って謎解き。
綺麗な花でリフレッシュして次のクイズへ。
知らない街を歩くのも楽しい。
そして夕方6時半、なんと9時間半をかけて、とうとう、とうとうゴールできたのだ。
途中、同じイベントをやっている人たちを見かけた。
大学生風の女性ペアや男性ペア、小学生くらいの女児を連れたお父さんなどがいたが、私たちのような初老の二人連れはいなかった。
いい年をしてこういうイベントに参加する老夫婦はなかなかいないようだ。
しかし、私は声を大にして言いたい、「いつまでも少年のような気持ちを持ち続けたい」と。
そして、若者を否定する偏屈ジジイにもなりたくない。
若者言葉、いいじゃないか。
効率よく省略する若者を見習おうではないか。
「人は世に連れ、世は人に連れ」である。
皆が使えば辞書に載り、いずれはそちらが主流となる。
目まぐるしく変化する世の中で、片意地張って生きる糞ジジイにだけはなりたくない。








