今週、当院を来院された方からの紹介で来られた方です。

 

 当院で来られた方の中でも最年長84歳の女性です。

 しかし、しっかりされており自分の身体のためにと週2回プールに通い、自分で料理や洗濯までこなされている方でした。病院で働いていたときにもこれほどしっかりされている方は、見たことがなかったので驚きました。

 

 今回、来られた際の問題としては

立ち座りや歩きが、最近しんどくなってきているのでどうにかして欲しい

とのことでした。

 

 問診をしながらお話をしていくと、今までのケガや内科的な問題などあり今回の問題に至るまで体、心の歴史を時間をかけて聞かせて頂きました。

 

 問診時間はかなりかかってしまいましたが、やはり生きていればそれだけその方の物語を身体は記憶していくので、やはりそれを紐解いていくこの作業は大切だと再確認しました。

病院では、時間に縛られてできないことも多かったので、こういう時にやっぱりこの時間は大切なんだだなと実感します。

 

 話を聞くと10年前に自転車から転倒し、右足関節両果部骨折されており手術にて固定し、リハビリを受けて退院したとのことでした。しかし、退院してから歩きなどが悪くなり右膝も痛くなったため、杖を使うようになったそうです。また、食欲もどんどん低下し、疲労感もより強くなりこのままでは動けなくなるんじゃないかということで今回来られたとのことでした。

 

 下の図の通り、円背は強く、上半身質量は後方に位置し、立ち上がりの際も上肢の補助が外せず、着座の際には後方に倒れこむように座るため、圧迫骨折のリスクがかかってしまうという状態でした。また、杖の指導も特にされていない状態で常に右に重心を置いているため、上半身質量は右にシフトし胸郭は右偏移している状態でした。また、両側コアの低下がみられ特に左側の低下が著しく、腸腰筋、多裂筋の機能不全も著明にみられていました。しかし、骨性の変化はまでは至っておらず、今回の施術でもそれらの機能改善を図り、脊柱の彎曲を出すことで衝撃緩衝作用を高めたことで、施術後は右膝の疼痛は軽減し、歩行時の外側へのスラストも軽減しました。

また、左下肢の支持性の向上に伴い、歩行速度が速くなり家に帰った際に家族にもびっくりされたそうです。

 

 また後日、本人からお電話があり、一緒に来られた方と施術後に食事行かれたそうですがモリモリご飯を食べていたそうです爆  笑

 

これからも通っていただけるとのことなので、変化していく姿が楽しみですねおねがいキラキラ

 

  

 

NOAHは、頑張ったあなたに休息を与え痛みに縛られない

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