今月は腰痛のキャンペーン中ですが、四十肩、五十肩で悩む方も多く来院されたので症例報告していきたいと思います。
五十歳前後で起こる原因がよく分からない肩周辺の痛みと可動域制限を主症状とする状態を肩関節周囲炎、五十肩、疼痛性肩関節制動症、凍結肩などと呼ばれています。
この状態になって、初めの痛みが出現したときは病院などに行かれる方は多いのですが、結果CTなど撮って診断がつかず、注射または痛み止めを内服し、気付いた頃には痛みが軽減し、そのまま何もせず日常に戻るという人が多いです。ここで問題になってくるのは、痛みは軽減したものの肩の可動性は減少していること、根本的になぜ痛みが発生したのかという原因が解決されていないため再発のリスクが考えられることです。
問題を解決させるために考えなければならないこととして、まず肩の痛みがどの時期にあるかが重要となります。当然、時期によってしなければならないことが違ってきます。
【炎症、疼痛の強い急性期(~2か月)】
①痛みの管理
②病態を把握し関節拘縮を予防する(患部内・外)
③自然治癒の促通
【徐々に痛みが軽減して可動域制限の残る慢性期(~4か月~)】
①病態を把握し機能障害の改善(短縮・萎縮・癒着)の改善
②肩・肩甲帯・体幹の協調性の改善
【ほとんどの痛みがなくなり、関節可動域が改善してくる回復期(~6か月~)】
①全身の協調的な運動の構築
②根本原因へのアプローチ
当院に来られるほとんどの方が慢性期、回復期であり、そのため当院ではこの時期に合わせた施術、エクササイズの提供に重点を置いております。
今回、見せてもらっている方も数年前から五十肩があり、良くなったり、悪くなったりを繰り返した後、当院に来院されました。聞くところによると、今まで行かれた整骨院、整体などでは、患部以外の施術、エクササイズの指導は特になかったそうです。
それでは、よくならないですよね...
施術による局所の改善ももちろん大切ですが、私は今後再発しないための患部以外の施術、エクササイズの提供、定着が患者さんの今後の将来を考える上でも重要と考えています。また、時期に応じての施術のプラン設定が重要と考えています。
下の写真の患者さんは、週に一回の施術とエクササイズの指導で下の写真のように改善しました。仕事中の痛みも特になくなったそうです。
印象的だったのが、毎週会うたびに笑顔が素敵になってるのと朝の痛みがなくなったとびっくりした顔で来られたことです(笑)
「やった!!」と心の声が出・・・そうになりました(笑) 危ない・・・危ない・・・
あと「エクササイズの確認をしてもらってもいいですか?」「普段仕事中にどんなことを意識したらいい?」など自分の身体の事について質問が増えてきたことです。
嬉しくてつい施術時間をオーバーして20分ぐらい話してしまいました(笑)
反省・・・反省・・・( ̄ー ̄;
四十肩でお悩みの方も是非来院してみてください。
そして、今後肩の痛みに悩まされない生活が送れるようにしていきましょう。
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自由な生活へと導きます。