今年の中秋の名月です。

【女性の貧血は悪?】
 男性と女性はよく、太陽と月に例えられます。
月はたとえ満月の時でさえ、青白く、極めて稀に「赤く」染まります。生理時の女性はたいてい顔色が青白い、でもそれは果たして「異常」なことだろうか?という話題です。

 つまり月は、太陽の光を求めて、集めるけれど、青白くて(光が足りない)、光合成などの生産活動(交感神経活動)を支えることはできない、だから再生産(体や網膜の修復、いわゆる副交感神経活動)に必要な暗がりを、提供するというのが、月の本性、つまり女性の本質かも、しれません。

【かつて女性は太陽であった】
 そして、男性の精神には女性が住み、女性の精神には男性が住む、つまり入れ子構造になっていると、精神分析系の心理学者はいいます。 「かつて女性は太陽であった」とは、深層心理学的には、このことを指すとも、考えられますし、あるいは、天照大御神を、女性神と錯覚させる、誤った日本誌「古事記」「日本書紀」に原因があるのかもしれません。

 それでは女性によくみられる症状「貧血」、それは本当に「悪」でしょうか?

【鉄分が多い=老化】
 鉄は生体内では、酸化還元反応の触媒として働きます。いわゆる「血の気が多い」=鉄分すなわちヘモグロビンが多いと、たくさんの酸素を供給するので、全身で酸化反応が進みます。
即ち、老化が進むということ。

 女性が男性より、平均5年長生きなのは、計算すればちょうど月経期間の総和になると、石原結實先生は、喝破されています。

 つまり、女性は本質的に鉄欠乏の素因があり、それによって過度の酸化=老化を、防止している、とも考えられるわけです。
 即ち女性の「鉄欠乏性貧血」は病気ではなく、さまざまな症状の、本当の原因はほかにある、というわけです。 それが「血虚」。

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 多くの「貧血症状」の女性の血液を調べると、鉄分はそんなに低くないことが多いのです。

原因を、漢方医などは「血虚」などといいますが、半分は正しいのですが、本質は、

①ミネラル・ビタミン不足
②血液循環不足

つまり漢方用語でいえば「気虚>>血虚」=血のもとになる原料が足りない、のです。

当然ですよね、今の若い女性の、酷い食事内容をみれば。
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 ∴肉食スイーツ女子に、鉄分補給は無用で、ビタミン、ミネラル不足をおぎなうべし。