本日、沼津港ではカツオの水揚げがありました。


数量的には42t。


初物のカツオですよ。


サイズは1.5~2.0kg(一本当たり)


沼津ではこのくらいのサイズが流通しやすいそうな。


でかすぎても単価が上がっちゃうので出にくいのよね。


実物見てもらえるとわかるんですが、調理しやすそうなサイズではあります。


大きすぎず、小さすぎずといった感じ?





ここで流通の流れを少々。




まずはじめに、仲買人さんが魚を買います。


ただ水槽に入っているだけではどうしようもないですよね。


荷造りが必要になります。


荷捌き所、今回は沼津魚市場第二市場が舞台となります。





水槽から氷の入ったスチロール箱の中へと入れられていきます。


氷は市場の製氷所から購入、スチロール箱は容器販売をしている業者から購入。


写真の仲買人さんは魚健さん。容器販売は沼津魚仲組合容器部。


魚を流通させるには様々な手が加えられえているのです。


手間、時間、経費が掛かります。


スーパーなどで魚のお値段が高いように感じられる方も多いとは思いますが、業界に少しでも携わる身としては妥当だと言わざるを得ません。いや、むしろ安いくらい?(笑)


鮮度落ちとの戦いでもあるので、スピーディーに事を運ばなければならぬゆえ、役割分担がしっかりとした流れ作業が現場では繰り広げられます。


その手際の良さにびっくりですよ。


沼津で水揚げされた魚が仲買人を通して値段がつけられ、梱包され、運送業者を通じて全国各地へと運ばれていく。


胸が熱くなるね。


一般消費者の食卓へと並ぶお魚。何気なくつついている焼き魚一尾にしても、様々な苦労が隠されていることを思い浮かべていただければいいな。


そしたら、大事に綺麗に食べてもらえると思うんだ。


体にもいいからね。


皆さんも魚食普及にご協力を。