いやぁ、世間は連休なんですね。


沼津港は今日も大賑わいですよ。


私はというと、連休明けました。まぁ、二日間しかなかったんですけどね(ボソ)


さて、本日の沼津港。朝からいい感じに来訪者がいるようでした。


で、午前中も11時くらいか?


情報が。


なになに?沼津港深海水族館に大行列とな?


確かに混雑しているときも過去にはありましたが、昨日今日は別格だったそうな。


敷地内に入りきらず、外にまで行列ができたそうな。


待ち時間は驚きの2時間!!


ネズミさんが支配する、某魔法の国のアトラクションじゃあるまいし、沼津港でまさかの2時間待ちだってさ。


GW恐るべし


この一言に尽きるね。


私も所要で外港までトラックに相乗りして様子を見てきましたが、うん。すごいね。


岸壁にはみっちりと客らしき車がひしめき合い、立体駐車場には待ちの車が。


これだけの人が飯食いに、観光にくるなんてねぇ。


あれか?深海魚ブームが来ているということ?


何気に一般の方が口にしている魚介類、深海魚に分類すべき種類がそこそこいるってことしらんのかな?


かまぼことかね。すり身にしちゃってるからわからんでしょうが、深海魚ってメジャーに使われていたりするんよ?


なにはともあれ、沼津港やばいね。


昼時にもなれば渋滞のストレスに空腹が絶妙にトッピングされてイライラ倍プッシュってなもんだ。


脇道に逃げた車の運転の荒いこと荒いこと(笑)


心中お察しすればこそ怒る気もなくなるってもんですわ。


うん、しかたないねー。


道中、港までの渋滞に耐え切れずに引き返した人も結構いるんじゃないかと推測。


何度も言ってるけど、祝祭日に沼津港には来るもんじゃありません。有給とるなり代休とるなりして、混雑を避けて来るべきです。そのほうが新鮮な魚食べられたりするもんですよー。


ちなみに、深海魚といわれる魚をとる漁はトロールっていうんですが、その入船は大体金曜日。


なので、金曜日に来ると港に2件ある魚屋さんで新鮮な奴を手に入れられる可能性が上がります。


(天候および漁の結果にもよるので、入船ない日ももちろんあることをご留意くださいまし。)



深海魚かぁ…。


いくつか名前が上がるけど。


メヒカリ。沼津近郊ではトロボッチとか呼ばれますが、このお魚は脂の乗りが強い上に骨もやわらかい。魚体はそれほど大きくないので、唐揚げでは骨ごと。ひものにおいては丸干しの場合もあれば開いている場合もあります。いずれにせよ、おいしい魚ですね。お値段も安いし。


メギス。ニギスとか呼ばれますが、外見は目がでかいキスってかんじ?触感もよく似ていて、てんぷらにするとキスによく似ています。干物の場合は丸干しが主流か?こちらも脂の乗りが強いので焼いてもおいしい魚です。味はシシャモに似ている気がします。(主観)


キンメダイ。メジャーですね。メジャーが故に、深海魚だと知られていない場合も多いような気がします。

タイとは言いながらも、タイとは別種。紛らわシリーズですね。人気、値段ともトップレベル。近海物ともなればそりゃぁもう。高くて買えねーレベルです。真っ赤なボディーが特徴で、「あんな色してたら海中で目立っちゃうんじゃね?」とか思われるかもしれませんが、実際は逆。深海域では赤い色のほうがむしろ目立たないんだって。すごいね。


トウジン。ソコダラ系。こいつがまたね、ぶっさいくでね。ちなみに私はこの顔が大嫌いです(笑)どうにもいけすかんでね。検索エンジンで「トウジン」と入力してもらえればわかると思うけど、私と同じように感じる人、いるんじゃないかなー(笑)

ちなみに、ぶっさいくな外見の割には味はいいらしい。「らしい」というのは、食べたことがないから。なんか食欲わかんのよねー。なので、いまだに食べたことありません。

沼津港の魚屋さんでトロール漁のある時期には普通に売っているので。興味がある人は買ってみたらいいと思うよ?


ヒウチダイ。沼津港だとアブラゴソと呼ばれます。この魚、いい顔してるんですよ。格好いい。私の好きな深海魚ベスト5に入るほど。チョー格好いい。

味もいいです。塩焼きが最強な気もする。ちなみに、お値段は中の上といったところ?


ハシキンメ。沼津港だとゴソと呼ばれます。上に出ましたヒウチダイとよく似ているんですが、こちらは若干価値が劣る様子。ちなみに、普通の人が見ても「同じ種類じゃね?」とか言われること請け合い。見る人が見れば違いは明らかなんですけどね。

ヒウチダイに比べて脂の乗りが若干薄いのかな?とはいえ、深海魚の特徴らしく脂ののりは十分にあり、白身でおいしい魚です。個人的に塩焼き最強。干物でもGood。

タイと名はついているけど、こいつもタイとは別種ですので。まぁ見てくれが違うのでわかると思いますが。


チゴダラ。沼津だとドンコとも呼ばれます。そうねぇ…深海ナマズ?たいていは口から浮き袋飛び出しちゃってるので、ある意味インパクト大な魚です。肝が大きく、うまさの特徴といえるそうな。私も購入して煮魚にて食したことがありますが、処理をミスったのか肝の臭みが身全体へと移ってしまい、しょんぼりした記憶が。いっそのこと肝を取って煮たほうがおいしく召し上がれるかもしれません。干物でもおいしいそうです。地方によってはつみれ汁にして食されることもあるそうな。(私は食べたことありません。)


オオメハタ。沼津だとシロムツとして取り扱われます。干物、塩焼き、煮魚などにして消費されます。単価もそれほど高くはないので、お手頃な魚種といえるかも?煮魚で食べたことありますが、おいしかったですねぇ。大手スーパーなどではあまり見たことがありません。市場流通に乗らないのでしょうなぁ。


クロムツ。沼津でもクロムツ。歯が鋭いの。脂の乗りがとても強い魚で、煮魚にしてもやわらかい身質も手伝ってGood。干物にしてもおいしい。ちなみに私は干物状態のクロムツの歯で指を切りました。マジで鋭いので、その部分を切り落として売られることもあるほど。お取り扱いの際は気を付けて。あ、値段は普通かな。


アカムツ。通称ノドグロ。高級魚です。その価値は石川県に行ったときに思い知りました。まじ高級魚。沼津では金目に劣るような気がするけど、場所が変わればその価値も大逆転といったところか?その値段に見合うほどの味を兼ね備えているそうな。食べたことがないのでわかんねーす(笑)




ほかには…そうねぇ…魚じゃないけど、深海生物ってことならば。


タカアシガニ。言わずと知れた生きた化石。そう、こいつは生きた化石なんですよ。シーラカンスとかと同列にも関わらず、乱獲されて食べられているカニ。世界最大のカニ。でかくなるとイッパイ2万~3万とどえらい額がついちゃう蟹ですが、小さいものは意外にも安いです。私は千円くらいで沼津港の魚屋さんで購入し、とある施設の大型水槽で飼ってました。食べるとしたら…食べる場所ないだろうな。足は細いし。だから安いんです。価値無いに等しいから^^;

深海生物、魚に関しては水圧ダメージをもろに受けるのでまず飼育は難しいです。浮き袋が問題でね。

じゃぁ、浮き袋の無い生物ならばどうだろう?エビカニには浮き袋ありません。


そう、以外にも飼えるんですねー。その際、水温は注意しなければなりません。一桁キープできればなおおk。ちなみに、私が大型水槽で飼っていたタカアシガニは水温14度で元気にアジの頭かじってました。

エアレーショントラブルによって一時的に飼えなくなり、泣く泣く目の前の海に放流しましたが、それさえなければ順当に飼育は続いていたと思われます。


なので、深海生物飼いたければタカアシガニはおすすめ!


でっけぇ水槽、でっけぇクーラー用意できればの話ですが。


アカザエビ。沼津港ではテナガエビと呼ばれますが、こいつも立派な深海生物。そして高い。そして旨い。

高級寿司ネタ、高級イタリアン食材として名を知られるアカザエビ。甘みの強い身、最高です。

サイズが大きくなればなるほど値段も跳ね上がります。購入の際は自分の財布とよく相談して。

トロール時期には沼津港近辺の魚屋で買えます。高いけどね。


オオコシオリエビ。沼津港ではクモエビと呼ばれます。アカザエビに交じって漁獲されます。ちなみに価値は著しく低いです。それもそのはず、食べるところがあまりないという致命的弱点が。申し訳程度にある身はおいしいです。良い出汁が出るので、みそ汁の具材にすると最高。見てくれは若干気持ち悪いかもしれませんが、そこに目をつぶることができればコストパフォーマンスに優れたみそ汁の具として一考の価値ありです。沼津港の魚屋で時期に買えます。


サクラエビ。超有名所ですね。れっきとした深海生物です。その証拠と言ってはなんですが、こいつは体に発光器を装備しています。光るんですよ?知らんかったでしょー。知ってるかな?結構有名だし。んじゃぁ、これはどうだ?他の子とひげが絡まっただけで死ぬほどの虚弱体質。まぁ、私も直に見たことがあるわけではないので何とも言えませんが、そんな話を聞いたことがあります。なので、長期飼育が非常に難しい種だとか。

どれだけHPないんだよ…。知る人ぞ知るスペランカー先生クラスじゃないのか?

あ、話はそれたけど。エビとは言いながらもアミエビ系です。プランクトン寄りの存在ですねー。よく見ると釣りえさのオキアミに似ていることがわかるかと。そもそも、オキアミだって場所によっては食用にされているわけだし。なんら臆することもないわけで。

余談。サクラエビを餌に釣りをすると釣果が良かったりします。購入したはいいけど古くなったら餌にするのも一興か?




こんなところかなぁ・・・メジャーな深海魚、深海生物って。


深海の定義ってこれまた広くてね。深海生物は鉛直運動するんですわ。


日中は深い海、夜中になると水圧調整して徐々に浅い所へ移動してくるの。


太刀魚とか、まさしくそれよね。なので、深海魚のくくりに太刀魚入れていいものか悩むよね。


個人的には深海魚でもいいんじゃないかと思うんだけど。あのいかつい風貌、うろこの無い特徴的な体。深海魚ぽいじゃんね?



まぁ、何はともあれ。



私にも連休をください。


人並みの連休がほしい…です…。