昨日になりますが、沼津港でスルメイカが水揚げされました。
このイカは沼津港外港、沼津沖で獲れたもの。地物というやつですね。
でっかい水槽にたくさんの氷とともに入れられてくるんですが、水槽一個が約500kg。
何杯入っているんでしょうかね。数数えるなんて不可能…というか、やってられませんわ。
数えていたら日が暮れる。てか、イカ腐ってしまうわ!!
そう、鮮度が少しでもいい状態で。このイカを凍らせます。急速冷凍。
いわゆる凍結というやつです。
上に見えているザルで掬い、木箱に決められた重量に秤にかけられたイカを入れていきます。
今回はこの水槽が5個だったかな。ざっと計算して2.5tです。多いときにはこの二倍以上の量を作業することもあります。
この作業、肉体労働です。一掬い7キロとかそんな感じ。それを延々と掬い、量り、木箱に。一人では到底出来ませんから、数人で流れ作業で行われます。如何に手早く作業を行うかが肝。夏は汗びっしょりになりながら行われます。私も普段は事務員ですが、人が足りないとき等は手伝いで作業に加わります。
デスクワークでなまりきった体に喝を入れるには丁度いい作業です。翌日は筋肉痛で大変なことになりますが(笑)
普段皆さんが何気なく食べているイカ一夜干し、その他イカ製品。それらの影には私たち水産業に従事する者たちの頑張りが隠れています!!
そんなわけで、魚食普及にご協力下さい。
美味しくヘルシーな海の幸。よろしく。