それは、整体師さんが言う、
『力加減は大丈夫ですか?』と言う問いかけ。
まるで
料理人に卵焼きの作り方を聞かれているような。。。
大工さんにノコギリの握り方を聞かれているような。。。
いつからこの問いかけが使われるようになったのか、とにかくこれを言われると、
『ハズレだ〜』
となります。
疲れや痛みをを取ってもらいにプロにお願いしているのだから、受け手の心理としてはプロの経験と技術に期待して委ねたいと思っています。
そんな中これを言われるとズッコケてしまいます。
お客様に対する配慮という意味なのかもしれませんが、料理人ならお客様に「どのくらい塩入れましょうか?」なんて聞かないでしょう。
最初からある程度の痛みは我慢するから体を楽にして!
と言うのが大多数で気持ちで、
この言葉は頼りなさを感じでしまいます。
これがリラクゼーションであっても同じです、リラクゼーション職人なら、何も聞かずにリラックスさせないといけない。
ちなみにラーメン屋で聞かれる
『麺の硬さどうしますか?』
あれも気になりますね。笑
私の場合必要な力は躊躇なくかけますが、
辛そうな人には「痛いですが我慢してくださいね。」と伝えます。
その言葉の裏には、
『その代わりにこの1時間で良くなりますので』が常に隠れています。
お客様の体を触った瞬間にどれだけの力をかけなければいけないのか、何をしなければいけないのか経験の中から、考えなくても体が動くように積み重ねていかなければいけません。
この言葉を使う整体師さんには自信を持って堂々と施術をして欲しいと思います。
不思議なもので、実際に体を接しているせいか自信のなさは明らかに受け手に伝わるものです。
ちなみにラーメンの「麺の硬さどうしますか?」もあまり好きではありません。笑