アクセス数が
うなぎ登りなんですが


そうですか


これでいいんですか


じゃあ、今日も

室生犀星「詩のあわれ」(『随筆 女ひと』収録)

蛇つかいを見た、感想



ちょうど蛇を入れたポケットに男のきんまたが隣り合っていて、服の上からもふくれて見えていたから、蛇ときんまたと相隣り合っていたことに間違いはない筈だった。彼はきんたまを咬まれたら一体どうする気だろうと、ちらとそんな考えを頭に入れた。彼はきんたまというものは凡てなつこい柔らかさを持っているものであるから、この男のきんたまも彼や彼等のごとくやさしいものでなければならなかった。それに咬みつかれたらどうなると、彼はまたつまらないことを考え出したのである。



なにも言わない

ただ、文章をしみじみ味わってください



川光俊哉