凄く、嬉しいはずの言葉に、
裏を、勝手に読んでしまう自分が、嫌だ。
素直に、まっすぐ、受け止められないのは、
ただ、捻くれてるだけなのか。
それとも、これが私の、本質なのか。
喉の奥に、出かかった言葉は、
言っちゃ、だめだ、
って飲みこんだ。
きっと、言っても、
事態は、悪化するだけで。
的を、射ていたら、
私が。傷ついて、
考え過ぎだったら、
こんな私。に、
あんな言葉をかけてくれた、
彼。が、
傷つくだけ。
ベッコベコにへこんだ、
灰皿代わりにしてた。
ディズニーランドの、クランチの缶を見て、
まなみ、みたいだなって
思った。
こんなに、歪んでるのに。
傷だらけ。なのに、
それでも、ちゃんと。
蓋は、閉まるし、
灰皿として。の、役目は果たせる。
本当に。頭に、血が、上ったら。
まなみも、まだ、こんな力出せたんだ。って、
ぼーっと思って。
どんどん、灰がたまっていく缶を見ながら、
こんなに吸ってたら、
なにもしなくても
死んじゃうんだろうな。って、
思った。
あんな後、なのに。
それでも落ち着いては
待っていられない。
眠れたら。楽なのに、
今頃、
なんて考えだしたら。
止まらない。
病的。
ベコベコになった
缶を、眺めてたら。
隅っこに、
小さい穴が、あいてるのを見つけて。
蓋も、本当はすんなり閉まんなくって。
ああ。こいつも、か。
もう、本当は。
いっぱいいっぱいなんだろうな。って、
思った。
それでも、こうやって。
自分の本望ではない使い方をされているのにもかかわらず、
自分のあるべき姿を
保っているんだなって
思って。
缶が潰れたから、
力のやり場に困って、
発作的に
無理やり剥がした、
スカルプの無くなった、ボロボロの爪から、
少し血が滲んでるのに気づいて
醜いなって、思った。
まなみ、そのものだった。
タイピングは楽になったけど、
可哀想な姿。
仕事に少しの支障をきたしてまで
維持してきた爪
汚い爪先
ああ。嫌になる
女王様は
どこ行っちゃったのかな
別に、なめてかかっているわけでもないし、
敬ってほしいわけでも。ない
ただ。
今まで
ちやほやされてきたから
それに慣れちゃったから、
彼氏には
人一倍
お姫様みたいに
扱ってほしい
口に、出さなくっても、ね。
女の子は
みんなそう思ってる
し、
まなみは自分を
女王様だと思ってる。し。
イタイと思われようが
気にしない
だってまなみ、
キチガイだから。