九路や十三路や十九路盤といえば、要は囲碁というゲームであり、何路盤かは仮の舞台のような印象を与えるかもしれないが、それは違う。それぞれに異なる九路碁や十三路碁や十九路碁があるのだ。それだけ囲碁にとって『広さ』は本質的な意味を持つのだ。
十九路碁から見れば、辺も中央もない四隅だけのような九路碁だが、とても激しくダイナミックだ。十九路碁のように厚みを充分に生かすスペースがないので、厚みの不備をあとで突かれてもとても早いタイミングで相手に攻めかかる。そうしないと空き隅を二手かけて堅く守るなどして地合いで相手に逃げ切られてしまう。
九路碁と十九路碁とは対極にあり、囲碁というゲームの二つの頂点をなしている。
今何らかの事情で、ひきこもりや不登校になっている子がいても、未来のために「頭の鍛錬」だけは続けて欲しい。ゲームが好きで、手元にスマホがあれば、囲碁クエスト(オンライン無料対局アプリ)九路盤をすすめたい。ルールは、日本棋院ホームページ「学ぶ」で見えるがごく簡単なものだ。それはほかのゲームにない奥の深さと魔力を持ち、そこには考えることが楽しくなる何かがある。