和算奉納ならぬ電算奉納をしたいものだ。日頃お世話になっている電卓、もしあなたの頭の中が電卓になったらと考えてみてほしい。38×1=38、これは電卓のあなたもすぐわかる。では38×2は? 38×29は?
 普段の「十進法」の1から9、「二進法」の電子回路もこの順番は記憶している。そうでなければ計算のために「十進法」の数→「二進法」の数への翻訳、そしてその逆の結果表示ができない。2→10、3→11、4→100、5→101、6→110、7→111、8→1000、9→1001と記憶していると考えてもよい。そして普段の「十進法」の10の器は、「二進法」では1010だ。100の器は10×10→1010×1010=1100100だ。これらが往復の翻訳の鍵となる。
 38×2=76、38×29=1102を電卓になったあなたの頭ではじき出してほしい。
(註)1010×1010など「二進法」の掛け算は、筆算で掛けて各段を合計する時に1+1=10、1+1+1=11、1+1+1+1=100とすれば容易に出る。11×11=1001とわかる。