私が生まれた家は、もうない。小さな町の小さな川沿いにあった。
当時、祖父母と父母と父の弟妹と兄と私が住んでいた。
祖父は色々商売をしてて、羽振りが良く、振る舞うのがすきな人だったので、毎日毎日、いろんな人達が、お茶やらご飯やら博打やら
母は、ぼろ雑巾のようにこき使われ、祖父母小姑に虐げられ、私は、聞き分けの良い子でいた。母を守りたい気持ちが、幼いながらにあったんだと思う。
兄は、長男の長男で、べらぼうに可愛がられていた。悪いことをして、母が叱ると、母が祖父に怒られるので、母にとっては育てづらかったと思う。新車のセドリックの上に乗って跳ねて、車をボコボコにしても、怒られる事もなかったらしい。
祖父も父も喧嘩っ早く、かなりヒートアップする。未だに記憶にあるのは、ライフル銃と日本刀を持ちながら喧嘩をしていた。何度も家を出たいと話しからの喧嘩になっていた。