侮れない目玉 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

先日の飲み会で出されたお造りで,
ホタルイカがあった。

味噌を和えた小振りのイカで,
うまそうだ。

まぁそれはいいんだが,
このイカには黒っぽいゴマのようなものが二つ付いている。

その黒っぽい物体の形態・大きさ・空間的配置から推察すると,
たぶん目玉のようだ。



ひとつ食べてみる。

うまいのはいいんだが,
目玉がちょっと硬い。

イカの目をヒトの目と同列に語れるかどうか知らないが,
この硬さは水晶体?硝子体?

奥歯を食いしばって何とか噛み潰すことができる,
という微妙な硬さだ。

なので,
ホタルイカの目玉と思しき構造物は,
スッポリと歯と歯の間に挟まってしまうことになる。

目玉率 ビィトゥウィーン 歯ー,または世界。

目玉は急に,
自分の中で存在感を増してくる。

硬さがこれ以上だったら,
食用として問題視されるだろうし,
これ以下だったら,
目の存在は薄らぐだろう。



二つ目を食べても全く同じことで,
今度の目玉は奥歯の窪みに嵌りこむ。

形といい大きさといい硬さといい,
これが歯にジャスト・フィット!!

口に含んだビールで「グチュグチュグチュッ」と洗い流しを試みるが,
うまくいかない。

楊枝で穿っても容易に取れない。

メッチャ力入れて歯ブラシで磨いても,
取れんかもしれん。

目玉率 オン 歯ー,または世界。

なんやねんなんやねん,
これっ!

この異様に粘り腰で,
極度に執着してきて,
一切のクレームをも弾き飛ばすような物体は!

こんなんやったら,
新たなる歯の詰めモノとして,
商品開発対象になるやん。

今度,
口腔外科のヒトに提案してみよう・・・
って呑気な空想をしつつ,
舌で定期的に「詰めモノ」に触れてみる。

あー,
気になる気になる気になる・・・・・



ひょいと隣人のお造りを覗いてみる。

するとそこには,
食べ残しのホタルイカの横に,
避けられた目玉と思しき黒い斑点が数個。

あーなるほど,そーか!

食べなきゃよかったんだ・・・・・



ホタルイカの目玉。

これは侮れない(穴取れない?・・・オソマツ)。