初めての痛み | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

歯がボキッと割れた・・・気がした。

先日に普通に食事しててん,
普通にテンプラを普通に口に入れて普通にモグモグと噛んでたら,
い~っきなり口ん中で「ボキーッ」って音がしてん,
ホンマびっくらこいたワ。

で,
間髪いれずに“グワ~ン”って痛みが襲って来て,
そりゃまぁ涙出てくるし我慢出来んし腹立ってくるし,
キッチンテーブルを拳骨でドンッと叩いて怒りをぶつけても栓ないし,
いったいどーして欲しいっちゅうねんって持て余し気味なる痛み―――
まるでたとえば固定させた薬指の爪と,
爪床と呼ばれる爪の下の皮膚部分との間に,
爪楊枝をゆ~っくりと回転させながらねじ込んでいって,
爪をゆ~っくり剥がしていくような
―――そんな拷問にも似た痛み,
イヤ痛みと言うよりもむしろ苦しみにその後は悩まされることになる,
これ必定。

元来「歯」なんてこまめにケアするのはメンドーやし,
必要最低限の義務であるところの食後歯磨き3分弱さえしておけば何の問題があろうか,
そのことに関して文句なんて一言も言わせねーぜ・・・
というハードボイルド・スタイルにて生きてきた自分であって,
歯医者とTDLとユニクロには行ったことが無いなんて,
ホント自慢にならない自慢をし続けてきてこのかた四十余年,
ワケ分からん自慢ばっかしてる罰があたったんや,
ほ~れ言わんこっちゃない!
アホやアホ,
っと誰に言われるでも無し,
初めて歯医者さんに行かざるを得なくなって,
とうとう年貢の納め時というか,
牙城の一角が崩れるというか,
外堀が埋められるというか,
肉を切らせて骨を断つというか・・・・・
比喩が意味的にどんどんズレて元と違ってるのが気になるけど,
デンティストと呼ばれるヒト達の仕事っぷりを実体験できると考えれば,
これはこれで結果オーライなんかもしれん。

もう一人の内なる冷静な自分が,
可能性が高いと推定される因果関係を語ってくれたところによると,
どうやら食したテンプラがサックサクの揚げたてではなく室温放置されていて,
「ころも」が固かったっちゅーことが原因らしいねんけど,
そーは言ってもテンプラなんかの固さに負けてる歯の方が悪いんちゃう?って反論されたなら,
誰もが「フンガッグッグ」ってサザエさんみたく喉を詰まらせて黙りこむに決まってるし,
そもそもテンプラで歯を折るって状況は,
豆腐の角に頭ぶつけて死ぬシチュエーションに似てほぼありえんと思われるし,
だからたとえテンプラにこの罪を負わせようとしても,
来シーズンにイチローと松井秀が揃って阪神へ来るかもしれん!と言うくらいに説得力が弱いし,
賢明なる裁判員は誰一人として「テンプラ=有罪」とはしてくれへんと思うワケ。

だからこっちとしても,
テンプラの過去すべてを許しすべてを受け入れたほうが男気が上がるし,
「自然に歯折れてん,不思議やワ」とすっ惚けた方がカッコええかもしれんし,
まぁテンプラのことは何も言うまい責めるまい・・・・・
はぁ~もーこんな意味ないどーでもええことを書き連ねたりして,
気を四方八方放射状に紛らせたりしてないと,
痛いし敵わんし腹立たしいし我慢出来んし・・・・・
初めての歯痛の苦しみは,
こんな感じで手に余るほどもどかしい。