「才は猶お剣のごとし.善く之を用うれば,則と以て身を衛るに足り,善く之を用いざれば,則ち以て身を殺すに足る.」
『才能は,剣のようなものだ.これをよく用いれば立派に身を衛る.しかし,よく用いないと(悪い方面に用いると)かえって,我が身を殺すことになる.』
(「言志四録」佐藤一斎著/川上正光訳 講談社学術文庫)
<しの訳>
才能に溢れていても,結局は大成しないヒトがいる.
「才」の使い方を間違えてるんちゃう?と思うこともある.
まぁどんなふうに使ってもええやん自分のもんやからという声も聞こえてくるが,余計なお世話焼きをしてみると・・・
「剣」は手入れを怠らず,毎日素振りをすることが大事.
まず,常日頃からその才能に磨きをかける必要がある.
具体的には,知見吸収の「勉強」と実地演習の「継続」ということになろうか.
経験積みながら勉強を続けなさい!ってこと.
そんな「磨き継続」をしないと,どんな「溢れる才能」であってもたちまち太刀打ちできなくなる.
それから,その「才能」X「磨き継続」を正しい方向に向ける必要もある.
その方向性の正しさを決めてくれるものは,そのヒトの「志」であり「人徳」である.
ゆるぎない「立志」があってはじめて,「磨き継続」が長持ちするとも言える.
要は方向性がしっかりしたベクトルという概念で考えていかないと,大成には覚束ないということか・・・・・