『表現力があなたを変える』 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

図書館にて借りてきた『表現力があなたを変える』を読んだ.

タイトルの頭には「本を読もう 文章を書こう」とある.こういったタイトルというかフレーズには自分は極めて弱い.背表紙にこんな言葉があったら,必ず手に取らざるを得ない気持ちになる.手にとって置かないと,後々までずーーっと気になって後悔するであろう.そんな感じ.

読み進めてみると,著者の強烈な個性と毒々しいまでの情熱が感じられてくる.表現するには→考えなくてはならず→普段から学ぶ力を育くむような→教育体制や親子関係を作っていく必要があり→さらに日本人としてどうあるべきかやこれからの時代をどう生きるべきかという問題にまでつながっている,というような内容.タイトルからは,「30分で作文力が格段につく」なんていうもっとマイルドでビジネス新書的なものを想像していたが,本書はもっと重厚な現代教育論である.「現代教育に物申す―作文教育現場からの提言―」ってなタイトルの方が(センスないなー),本書の内容はよく表しているか?.

バッサリと切り捨てる手厳しい物言いに少したじろぐが,その奥にある深い思索と憂いと愛情を感じるため,素直になって読了できた.

問題を無責任に提起し煽りたてるマスコミ的論調でなく,長年の自らの実践による経験からの提言には動かしがたい説得力がある.

子ではなく親自身の生き方が問われているという件や,八割のすすめ(このアイデアは頂いておこうっと)などはきわめて新鮮!

答えがない出口の見えない現代教育問題だが,本書は少なくとも「作文教育」ならばという限定つきで答えを示すことができているかもしれない.


しの的読後感:勉強させていただきましたorz

こんなヒトにお薦め:子を持つ親・教育に携わる人


表現力があなたを変える―本を読もう文章を書こう/宮川 俊彦

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