病理に提出されてくる手術や生検の検体には,その検体が何で誰のものかを事細かく説明する「病理検査伝票」というものがついてくる.
その伝票には,具体的に「いつ頃からどうなって,こうしたらそうなって,ほんでもってああなって・・・結局手術となりました.病理検索をお願いします云々」という患者情報(いわゆる臨床所見)が書いてある.
たとえば(今日取り上げるケースは)「3週間前,夕食後に悪心と胃痛を自覚し,その後改善せず,当院を受診.本日内視鏡となる・・・」などとなる.
こんな言い回しというか言葉づかいは,医療現場にいれば自然に覚えてしまう類のもの.
まぁ決まり切った言い方っちゅうか,定型句っちゅうか,画一的っちゅうか,事務的っちゅうか,つまらんっちゅうか・・・.
そんなことよりも,いかに簡潔に効率よく必要且つ十分な情報を伝えるか・・・という「情報伝達性」に重点が置かれる.
さて,今日の検鏡した病理伝票の所見に,こんなんがあった.胃内視鏡を受けた患者さんのもので,提出医は「大柴(仮名)クリニック」とある.大学病院からちょっと離れた所にある開業医さんのようだ.
「臨床所見:3 weeks ago, after dinner に nausea and stomachache を complained.
その後 improve せず, my clinic を consult.today endoscopy となる」
これって・・・
なかなかfunnyでfunckyでridiculousでcrazyで・・・
・・・しかも,「ルー」である.
「ルー」ってカレーのじゃなし・・・・・・あの「大柴・ルー」である.
管理人の記憶が正しければ.この大柴クリニックからの伝票の所見は,少なくとも7-8年ほど前から「ルー語」で書かれてある.
・・・・・なんだこの時代の先進性は?・・・・・というより時代を越えたカルト的エンシュージアズムか?・・・.
特に「today endoscopyとなる」の「today」の位置に,居心地の悪さと半端さとカワユサを感じる.
すべてを鑑みての結論はただ一つ.
大柴クリニックの医師は,単に天然ルーなんだろう.
妄想をさらに膨らませると,この大柴医師は患者さんとの面談をどうしているんだろう?
「・・・イエスタディにラボに出したブラッド・テストでは,アンフォーチュネットリーだけどリザルトがグッドでなかった・・・」などというルー語による説明があるんだろうか?
今度風邪をひいたら試しに診てもらおうっと.
真面目な顔をして「・・・バイザウェイ・・・」などと言われたら,笑い死してしまうかもしれん・・・