『発信力 頭のいい人のサバイバル術』 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

本書は図書館にて借りてきた本である.「発信力」とは,ブロガーとしてはビギナーな自分にとっては魅力的なタイトルである.そのあとの「頭のいい人の・・・」という部分は正直あまり好きになれない.文中ではあえてこのようなタイトルをつけている旨説明があるが,素直に「発信力」だけの方がセンスがいいのでは・・・?


本書はどうも以前に読んだことがあるようだ.たぶん二度目だというのは,文中の「岡田准一の番組に云々」というくだりと,「監視カメラの例文」をうっすらと覚えていたから.裏返せば,本書での肝心なことではなく,こんな瑣末な事を特に覚えていたワケで,何を考えて読んでんだ!っと筆者に怒られそうである.まぁ本書での肝心要な部分は,血肉化して意識下深くにあったということでお許し願おうっと.

さて要旨は,「発信力」の必要な現在の背景から,「発信社会」を生きる心構え,そして「発信力」をつけるための小論文のすすめへと展開されている.

言われてみれば,学校における「作文」もっといえば「国語教育全般」って確かに問題多いなぁ.自分だったら,この分野で「発信」を真剣に教えなさいとなったならば,子どもたちの「考え方」や「文化・思想」的なものに踏み込まざるをえない気がして,ちょっと逃げ腰になるんじゃなかろうか?それこそ読書感想文の宿題を与えて,「発想力を豊かにして,なんでも好きなことを書きなさい」なーんて言ってそう・・・・・・・・.

「発信社会を生きる心構え」は,そもそも話題として取り上げるのをためらったり,はっきり言い切った意見を述べにくいと思うのだが,本書では逃げずにど真ん中ストレート!である.正面から個人的な考えが真面目に述べられている.いくつかは「んっ?」と思わないこともないが,概ね好感が持てる.

個人的には「ブログ=発信力」ということで,ブロガーとしてのモチベーションというか,倫理的基盤というか,そういうものを本書に求めたのだが・・・・・.結局は「自分で考えて発信せぇ」ということだなぁ.


しの的読後感:真面目に言い切ってあって・・・んー「さすが小論文のプロ」!

こんなヒトにおすすめ:迷えるまじめなブロガー


発信力―頭のいい人のサバイバル術 (文春新書 (556))/樋口 裕一

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