煮詰まりの4時 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

昨晩は次女のミーちゃんが,しおらしく「お父さんと寝るドキドキと言ってくれたので,久しぶりに小さなベットで一緒に仲良く寝たのはいいのだが・・・

「きゅっ,きゅっ,きゅっぐぅぐぅ」と歯ぎしりの音はするわ,ふとんを蹴るついでに「すこ~んパンチ!」と父まで蹴るわで・・・結局一晩に3-4回起こされたような気がする.

・・・ということで,今日は寝不足.

まだつい最近までは徹夜してもそこそこ平気だったのに,近頃ではこんな日は頭が冴えないし頭痛に悩まされる.

10時頃になると何とかいつもの調子を取り戻すのだが,昼食後しばらくした3時頃からは再び頭痛がぶり返してくる.

さらに追い打ちをかけるように,今日は4時から会議,5時半からはカンファがあって,頭が何ものをも受け付けないような感じになる。

「煮詰まった」状態・・・って言ったらいいか.



そう言えば,午後の「煮詰まった」状態に関しては思い出がある.

自分の留学時代のボスはもう70歳前後の大御所だったにもかかわらず,朝から晩まで論文・書類を執筆・校閲・審査しているか,電話しているかのどちらかという,大変まじめな「ハードワーカー」であった.

たとえば論文の校閲をお願いすると,「オーケー,ただし今は忙しいので,明日に家に持ち帰って夜中の11時頃からやるから・・・」なんてことを答える.

そんなボスは日本人顔負けのハードワーカーのみならず,人格的にも素晴らしく尊敬に値するヒトだった.

しかし,そんなボスから「らしからぬ」嫌味タラタラの言葉が出てくる「魔の時間帯」があった.

それがだいたい夕方4時頃であった.

たとえば実験で必要な試薬やディッシュなどが足りなくなると自分でオーダーするんだが,その際にオーダー書類にスポンサーであるボスのサインをもらわなければならない.

留学した当初は,仕事も一息ついた夕方少し前の4時近辺にサインをもらいに行くことが多かったのだが,その時間帯のボスは決まって機嫌が悪い.

目も血走って髪も乱れ,一心不乱に書類と格闘していた様がうかがえる.



「○△□のオーダーをしたいんですけど・・・」と,恐る恐る自分から言い出すと,

「ディッシュってなんでこんなに高いんだ!」
「抗体は抗体だろう(安いもんでええやん)」
「おまえはよくお金を使うなぁ」

そんな耳を塞ぎたくなるような言葉が返ってくる.

こちらとしては,最初は何で批判がましいことを言われるのか理解できないのだが,何回も繰り返すうちにどうやら午後の時間帯になると被害にあうことが経験的にわかってくる.

原因が分かれば,もう解決したようなもの.

オーダーシートは次の日の朝一に持っていくように,こちらも工夫した思い出がある.



そんなボスだが,頭が回らなくなると「歩いてくる」と言って,研究所の周囲にウォーキングによく出かけてたっけ.

「煮詰まり」対策として今度,ウォーキングなどの気晴らしを試してみよう.