怒るのがダメとか、
褒めるのが良いとか、
そういう次元を超えた話をしていきます。
「子どもの自己肯定感を上げよう」
っていう話なんだけど、
怒っても自己肯定感が上がることあるし、
褒めても自己肯定感が下がることもあります。
もちろん、怒って自己肯定感が下がることもあるし、褒めて自己肯定感が上がることもあります。
なので、子どもの自己肯定感を上げるのは、
「怒るのはダメとか、褒めるのが良いとかそういう話ではない」
んです。
まずはここを押さえておいてほしい。
すっごく分かりやすい事例を出すと、今、これを読んでいる人のほとんどは大人だと思います。
「ご飯をこぼさずに食べられてえらいですね~!!」
って言われても、自己肯定感なんて上がらないでしょう?笑
なんで?
「そんなの当たり前にできるから」
ですよね。
じゃあ、なんか大人でも難しいことをやって、
「すごい!!」
「よっ!大統領!」
みたいに褒められたらどう?
上がる人もいれば、上がらない人もいると思います(笑)
子どもも同じです。
「褒めたら自己肯定感が上がる」
っていうわけでもないし、
「褒めても自己肯定感が上がらない」
っていうこともあるし、逆に、
「褒めたら自己肯定感が下がる」
っていうこともあります。
「自己肯定感は、”自己”肯定感なんだから、親が褒めて上げるものじゃないでしょ」
なんて思う人もいるかもしれません。
でも、
「人から褒められて、自分を認められるようになった」
っていう人もいると思います。
「いやいや、褒められて自己肯定感が上がるかどうかは、誰から褒められるのかにもよるでしょ」
なんて思う人もいるかもしれません。
「かわいいですね!」
って、旦那さんから言われてもときめかないけど、イケメンから言われたらときめく、みたいな(笑)
でもさ、いくらイケメンでも、
「あ、こいつ、お世辞で言ってるな」
って分かったら、社交辞令として言葉は受け取るけど、そこまで嬉しくないこともありそうですよね。
さらに言えば、子どもの自己肯定感は、
「親が何も言わなくても上がることもある」
んです。
何かを言ったから自己肯定感が上がったり、下がったりする
何かをしてあげたから自己肯定感が上がったり、下がったりする
それも間違いではないんだけど、本質はそこじゃない。
親が、何も言わず、何もせず、ただ一緒にいるだけで、子どもの自己肯定感が上がることがあります。
もちろん、逆に、親が、何も言ってないし、何もしてないのに、ただ一緒にいるだけで、子どもの自己肯定感が下がることがあります。
じゃあ、何が決め手で「子どもの自己肯定感」が上がったり下がったりするのか?
っていうと、
「親のステイト(心の状態)」
です。
ステイトは「心の状態」って言ってるんだけど、感情とは違います。
「怒っても自己肯定感が上がることがある」
って言ってるんだけど、これは「怒り」じゃん?
怒りによって、自己肯定感が上がることもあれば、下がることもある。
言い換えれば、怒りでは自己肯定感が上がるか、下がるかは決まらない、っていうこと。
だから、感情ではありません。
すなわち、「ステイト(心の状態)」と「感情」は別のものです。
「心」と「感情」が別のものなことはなんとなく分かると思います。
「心が嬉しさで満たされる」
とは言うけど、
「心”で”満たす」
とは言いません。
感情は流れたり、溢れたり、湧いてきたりするんだけど、心は流れも、溢れも、湧いてきもしません。
心は「器」みたいなもの。
感情は「液体」みたいなもの。
ステイトとは、
「心という器みたいなものの状態」
のことを言います。
そして、このステイト。
あんまり聞き慣れない人もいるかもしれませんが、
「State is everything(ステイトが全て)」
って言われたりするんだけど、子育てだけじゃなく、人生全体の法則としても知られています。
子育てはもちろん、
引き寄せの法則などの夢を実現すること、
営業や経営などビジネスの世界でも重要だし、
人間関係でもそうだし、健康の分野でも
「ステイト(心の状態)が全てだ」
って言われます。
このメルマガは子育てに関することを発信しているから、子育ての文脈に限って話をしているけれど、
「ステイト(心の状態)」
というのは、子育てに限らず人生全般において、最重要な事柄だと言ってもいい。
それくらい重要なことを今は話しています。
僕がよく、
「言葉がけなんて、どうだっていい」
っていう話をするんだけど、それは
「その言葉に『どんな心が宿っているか』が大事だから」
っていう意味です。
同じ言葉をかけるにしても、
良くないステイトで褒めるのと、
良いステイトで褒めるのとでは、
相手への伝わり方がまるっきり変わります。
「親のあり方が大事だよね」
ってよく言われます。
それはまぁ、その通りなんだけど、その言葉を聞くたびに、その「ステイトが乗っていない薄っぺらい言葉」に微妙な気持ちになります(笑)
「言うが易し、産むが難し」
って言うんですかね。
例えば、親が子どもに、
「勉強をしてほしい」
って思ったとしますよね。
目の前には、全く勉強をせず、ゲーム三昧、ゲームをやめたかと思えば、スマホでショート動画ばっかり見ている。
そんな子どもを見て、
「勉強をしてほしい」
って思うわけです。
ここには、どんな「心」が込められているか?っていうと、
「どうせ、あなたは勉強しないでしょ」
です。
「勉強しなさい!」
「宿題はしたの?」
「ゲームは、宿題が終わってから」
「スマホは1日1時間まで」
「ゲームも、スマホも、1時間経ったら電源が切れる設定にしたから」
こういう言葉や関わりの背景には全部、
「どうせ、あなたは勉強しないでしょ」
っていう”親の心”が宿っています。
思考が現実化するんじゃない。
思考の背景にある「心」が現実を作っていくんです。
だから、親が子どもに願っている、
「勉強をしてほしい」
「幸せになってほしい」
が実現するんじゃなくて、
「どうせ、あんたは勉強しないでしょ」
が実現するんです。
「どうせ、あんたは勉強しない」
「勉強しないことで、人生に苦労する」
「きっとトラブル続きで、ろくな仕事にも就けない」
そんな風に思っていることが、現実を引き寄せていくんです。
僕は、これまで10年以上、今の仕事をしてきて、1000人以上の親子は見てきました。
親が子どもに勉強をさせようとしている家庭で、
「自分から勉強をするようになった子ども」
を1人も見たことがありません(笑)
まだまだたかだか数千人の親子なので、例外はいるかもしれません。
でも、今のところ、出会ったことはありません。
なので、僕が出会ってきた範囲で言えば、
「勉強してほしい」
という親が心に秘めている、
「どうせ、この子は勉強しない」
が”ちゃんと”実現しているな、って感じています。
まさしく、引き寄せの法則の通りになってる。
子どもが今の状態になっているのは、
「親が何かを声掛けしたから」
「親が何かをしたから」
じゃありません。
もちろん、
「親が何かを声掛けしなかったから」
「親が何かをしなかったから」
でもないよ(笑)
子どもの今の状態を作ったのは、親の言葉や、行動、関わり方じゃない。
そういうノウハウや、ハウツー、テクニック、スキルといった類のものじゃありません。
「親が”どんな心で”子どもと一緒の時間を過ごしてきたか」
ここに尽きます。
これがさっき書いた、
「State is everything(心の状態が全て)」
っていう言葉の意味です。
言い換えれば、子どもの今の状態が最悪な状態だとしますよねぇ。
それは、
「過去の親の”心”が作り出してきた現実」
です。
だったら、
「子どもの今の状態を変えたい」
って思ったら、
「今、この瞬間から、親の『ステイト(心の状態)』を変えればいい」
っていうこと。
それ以上でも、それ以下でもありません。
言葉がけを変えるんじゃない。
関わり方や、行動を変えるんじゃない。
変えるのは、
「親のステイト(心の状態)」
です。
子どもの自己肯定感を上げるも、下げるもの、
「親の心の持ちよう次第」
ってことです。
めちゃくちゃシンプルだけど、これがまた難しいんだ(笑)
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