日常の中に、非日常が紛れ込んでいく短編集でした。

SFチックなものもあれば、リアルに魔法っぽいのが混ざったり

どの話も良い余韻が残るものでした。

 

表題の 黄金蝶を追って については

若さと青春と、その後の世知辛さや人生迷いがちなときに読みたくなります。

追いかけていた黄金蝶が幻想だと気づいたあとの、吹っ切れた描写が好きです。

描く人の数だけ、生き生きとした姿は人によって違うのだろうなと思います。

 

最初と最後の オナジ が出てくる話はもうじーんと来ました。

前者は、清濁合わせのんだ先の、少し明るい感じの終わり方ですが

後者は希望を持って進める側と、もがいておそらくどうにもならないであろう感情のある側と対比がすごくて。

コンビニAIとマーダーマシンが同名ではっとした後に、世界観にのめり込み

ラスト手前の記憶で衝撃。オナジが全体であるからこそ、どこかに約束が残っていたのかと

おそらく技術的にかなりの年数が経っているのに、約束が果たされるのがぐっときます。

果たされた先が、輝かしい未来ではないあたりも皮肉っぽくて。

何かしら人間には、すがる縁(よすが)が必要なんだなーって。

それが事実であれ幻想であれ、何かしらが必要なんだなあと。

帰還できた方から見れば、その出来事は生涯の縁となり

おそらく帰還がその後も果たされるない側にとっては、生涯の悔恨ともなって。

間に挟まるオナジは、きちんと約束を果たしているので(その結果についてはもともと明言がない)

ビターな仕上がりで。それが最初と最後にくるので読了感がよかったです。

 

物語のその後が気になったのは、日曜日の話。

最初はチャンスと感じていたものが、時間経過で諦観に変わっていく。

その中でもすがり続ける行動の結果が、どうなったのかが気になって仕方がありません。

彼女が、終わらない日曜日の中に年月をかけて辿り着いたのか、だとしたら外の時間はどれぐらいなのか?

彼女の容姿についても記載がないので、想像が膨らみます。

異常性のある時間なので、ひょっこりといつもの月曜日に再び繋がるのかもしれません。

前半はチャレンジャー、後半は修行僧みたいでした。

随所の描写から、彼が終わらない日曜日の中で体感したであろう、時間の重みがひしひしと。

それだけに、最後の描写がひときわ輝きます。

あの最後のスイムのあと、いつもに戻ったとしても、同じ泳ぎはできない……とすると

結果を残せずとも、己との戦いともとれました。苦いのと明るいのが半分ずつぐらいの感じ。

 

全体的に読めば読むほど味が出てきて

後から思い返す度に情緒の琴線が揺さぶられる、至福でした。

するりと短時間で読みやすかった……!

 

ご覧くださり、ありがとうございました。

 

紫宮

 

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