64回目の夏。
8時15分
ヒロシマに続く空に「核廃絶」を祈りました。
数年、広島で暮らしました。
そのころ、親切にしてくださったおばさんは、数年前に原爆症で亡くなられました。
おばさんの頭には、大きなコブがあって、
ふだんは、髪の毛で隠れていて分からなかったけれど
あるとき、そのコブを見せてくれて、こう言いました。
「ピカのせいでできたんじゃけ。ピカさえ落とされんかったら…」と。
おばさんが、私に原爆のことを口にしたのは、このときが最初で最後です。
広島を離れてから、一度だけ会いました。
その時には、胃ガンの手術を何度かしていて、
別れ際に、ずっと手を振ってくれていた姿が目に焼きついてます。