下半身太りに悩んでいらっしゃる方は多いようです、ダイエットして上半身はやせるのに下半身は思うように痩せてくれない・・・

 

そんな手ごわいと思われている下半身太りを解消し、理想のスタイルを手に入れる方法を書いていきます。(前記事も合わせて読んでください。)

 

まず、なぜ下半身はこんなに痩せにくいのでしょうか?

それは、あなたの下半身太りに対する考え方が間違っているから、痩せないのです。

 

つまり、間違ったことを正しいと信じ込んでいるので、食事制限などの効果の無い方法ばかり取ってしまっています。

 

知識の問題ですね。

 

面白いことに、間違った知識を習得してしまうと、間違ったことが正しいことのように思えてしまいます、そしてそれ以外の知識は耳に入ってきません。(ちゃんと聞こえているのですが認識に上がらないということです。)

 

では、その間違った知識とは何でしょうか?それは「下半身太りは脂肪のせいで太くなっている」というもの。

 

実はこれは、正しくは無いのです。間違ってい無いのですが、正しくも無いのです。

 

直接的な原因ではないと言うほうがいいと思います。

 

そして、下半身太りを解消するのなら、直接的な原因にアプローチしたほうが効果が高いということはわかるでしょう。

 

では、下半身太りの原因が脂肪でないのであれば、なにが原因なのでしょうか?

 

「下半身は脂肪で太いわけではなく、筋肉で太くなっている」ということです。

 

そして、下半身太りの方の足の筋肉は柔軟性がなくカチカチの質の悪い筋肉です。

 

筋肉が常に緊張し功縮してしまっています。肩こりの状態のようなものです。

 

そして、そのように固まったしまった筋肉は当然代謝も悪くなってしまっています。ガチガチに緊張した筋肉が毛細血管を圧迫し細胞に血液が回らなくなったしまった状態です。

 

代謝を上げて脂肪を燃焼させようとしても無理なのです。

 

そして、なぜこんなに筋肉がガチガチに緊張して固まった状態になるのでしょうか?

 

それは、身体の使い方が悪いために、常に足を緊張させた使い方をしているから。

 

これが、下半身太りの真の原因です。

 

そして、筋肉を緊張させると言うことはどういうことでしょうか?それは24時間足の筋トレをしていると言うことです。

 

あなたの下半身太りは脂肪ではなく、日々の筋トレと言うたゆまぬ努力の結果手に入れたものです。(努力とは言わないよねww)

 

そう言うとご自身は、努力なんかしてませんとおっしゃると思います。

 

しかし、立っているだけで結果的に猛烈な筋トレと同じことをされているのです。

 

どういうことなのでしょうか?

 

立っているときの足の裏の重心の位置から考えて見ましょう。

 

つまり、足の裏のどこに体重が乗っているかです。

 

地面に対して垂直に立っている場合、足の裏のどこに重心があるかというと内踝(くるぶし)の真下辺りです、この内踝(くるぶし)の真下辺りに重心がのっているとき、私たちはあまり無駄な力を使わずに立つことが出来ます。

 

つまりあまり筋肉はいりません。足の細い人たちの重心は内くるぶしの辺りにあります。

 

積み木を例にして考えると、積み木を下から上へ真っ直ぐ積み上げれば安定して積み上げることが出来ますね。

 

しかし、反対に下半身が太い人はどこに重心が乗っているかというと、親指や小指の付け根に体重が乗っています。

 

そして、親指や小指に重心が乗っている人は、身体が前に傾いているのです。その姿はまるでピサの斜塔のようです。

積み木で考えれば、階段のように斜め上に積み木を積み上げた状態です。

 

とても不安定だし、つっかえ棒がなければもちませんね。

 

でも、我々人間の身体につっかえ棒をするわけにはいきませんから、前方に倒れそうな不安定な身体をどう支えるのかと言うと筋肉でがんばって支えているわけです。

 

そして、立っている間、常に親指や小指に体重がのっているわけですから常に前傾で、その間ずっと筋肉はがんばり続けるわけです。

 

そして、筋肉は使えば使うほど肥大して大きくなっていきます。

 

そして、それだけではなく常に緊張している状態ですから、肩こりと同じで、筋肉はドンドン固くなり筋肉に血液が回りにくくなっています。

 

代謝が悪くなります。お尻や足に脂肪がついても代謝が悪いのでなかなか落ちません。

 

負のスパイラルです。

 

下半身太りの原因は、姿勢と重心が間違っていることで下半身の筋肉に過剰な負担をかけることで、筋肉を肥大させていたことが原因でした。

 

当然、足も疲れやすくなります。

 

ではどうすればいいのか?

 

まず、人にとって合理的で楽な身体の使い方をするための重心は「内くるぶし」の真下あたりだという、正しい知識を持つこと。

そして、内くるぶし重心にするために、身体の背面に意識を向けると言うことです。

 

例えば、気が付いたら背中を意識に上げてみる、お尻を意識に上げてみる、仙骨、盆の窪、後頭部、膝裏、かかとなど

 

身体の背面を意識に上げると、不思議なことに自然と重心が後ろに移動します。

 

また、気功で腸腰筋に気を流してもいいですし、先週セミナーで教えたDot'sを使ってもいいでしょう。

 

そうすると、身体は地面に対して垂直になり、身体に過剰な負担がかかることがなくなり楽に身体を使うことが出来るようになり、さらに足も細くなります。

 

身体の使い方は無意識にしていることが多いので、矯正にはかなりの情熱と根気が必要ですが美に対する執念がそれを成し遂げる力になってくれます。

 

足が細くなり、お尻が小さくなって美しくなった未来のあなたはどうなっているのでしょうね?^^