何かに集中していたら他の事は忘れられるんだと思う。
最近24を頑張って観ていた。
そして諦めた。
観ている間は多分素になって、自分が考える全てを放棄できてた。
それを諦めた。
家に居る時間をDVD観賞に充てていたから、自分の時間というものがなかった。
今思えばそれこそが重要だったんだと思う。
「24を頑張って観ている自分」「折角だからやってみようという意欲」
演じて、道化ぶって、仮面にして誤魔化して。
観なくなった途端にやっぱり再発した。
耐え切れなくなったのかもしれないけど、もはやこれが自分のアイデンティティだと認識してるのかもしれないね。
理由なんてのは後付けで十分事足りてる。
相反する考えが渦巻いて、何人も演じてる自分が居て、彼らは私だから根底は同じでも思考回路はまちまち。
全部理解できて、全部理解できなくて、肯定して否定して。
疲れたな・・・。
バイト中でも色々出てくる。
バラバラだって自覚できてるけど止められない。
「最近朝番がぬるいわ」
つい、本音をポロリとマイナスイオンに言ってしまった。
あの中に浸かり切れない異質な自分を酷く冷めた頭で傍観してる。
仲間に入りたいわけじゃないけど、彼女らの空気を壊してしまいそう。
彼女らに言うわけにはいかない。
店長へ伝える事をひたすら書き綴っていたらふと「限界です」って言葉を書きそうになった。
だからその場にいた彼に言ってしまった。
マイナスイオンは普段面と向かって私の事を呼ばない。
呼び掛けられる事があまりないと思う。
他の人に対しては弄る時も用事を頼む時も名前を呼んでいるのを見かけるけども。
「○○さんは真面目なんよ」
いつもみたいに茶化すでもなく笑うでもなく面と向かって目を合わせて言ってきた。
「俺の場合はわからん事があったら必ずすぐ聞く事って最初に言っとる。もし、分からん時に聞かんくて後々クレームとかになっても俺は一切知らんから、自分で何とかせんとおえんよって言う」
「俺はカウンターに居る事が多いけん、すぐに聞けるけど、○○さんは外に居る事が多いけんすぐに聞けんのんじゃねぇ?」
久々に名前呼ばれたわ。
滅多にない真面目さで。
「みんながわからん事は俺にすぐ聞いてくるし、俺もわからんかったらすぐに店長に電話するよ? わからんかったら○○さんも店長に電話すりゃいいんじゃねぇ?」
違うの、全部私がわかる範囲の内容で、それ以外は店長に聞いても話にならない内容なの。
私がカウンターに居てもいいけど、それだと仕事が滞る。
何度説明しても、メモさせても覚えてない。
やる気ないの?覚える気ないの?他人がどれだけ迷惑してるのか考えたことある?
言ってしまいそうで必死に耐える。
多分カウンターに居たら言ってしまうんだ。
口を閉ざす分だけ、他人に八つ当たりしてしまわないように、自分に向かう。
答えは分かり切ってる。
解決の糸口はいつでも切れる覚悟で。